冬の間、室内で育てている鉢植えのハゴロモジャスミン
2月上旬～3月中旬にたくさんお花を付けて楽しませてくれます。
花が終わったら、来年のためのお手入れです。
剪定して植え替えをして…
はいっ！そのとき切り落とした枝を使って新しい苗木を作ってみましょう！

極寒地の岡谷はまだ寒い3月下旬。挿し木適期とは言い難いけれど、大丈夫！ちゃんと育ちます。

用意するもの

○ハゴロモジャスミンの枝（挿し穂）
○植木鉢
○赤玉土（小～中粒）
○発根促進剤（なくてもよい）
○割りばし
○ハサミ

作業開始～～！

剪定して切り落とした枝の中から、葉っぱが1対（2枚）以上ついているものを選びます。
緑色ではなく木化した部分でも大丈夫！そして穂先じゃなくても大丈夫！
逆に薄黄緑色のひょろっとした穂先は向きませんよ。
葉っぱがたくさんついている場合は、上部についているのを優先的に残すようにして1対～2対になるように余分な分を切り落としましょう。

茎の長さは10ｃｍ程度で十分です。茎の下部を斜めに切り落とします。
平らに切り落とした時より、切り口が大きくなるので発根しやすいです。
それから、手引書などには「鋭利なカミソリなどで切りましょう」と書いてありますが、私はいつもハサミ！
問題なくできている！…と思う

植木鉢に赤玉土を入れたら、たっぷりの水をかけて湿らせます。
そしたら、挿し穂を挿す場所に割りばしを使ってあらかじめ穴を開けますよ！

赤玉土を使う理由は、栄養のない土で挿し木した方が、「栄養くれ～～」と必死に根っこを伸ばすんですって。
それと、栄養がない分雑菌の繁殖も少ないのです。

さあ！ここで登場するのが発根促進剤！
このメーカーさんのは粉タイプです。他メーカーさんには液体タイプもあります。
これを使うと使わないじゃ大違い！
以前はこんな便利なものの存在を知らなかったので、念力を送って根っこを出そうとしていた？っていうのもまんざらウソじゃないですぞ(ーー;)

先ほど斜めに切り落とした挿し穂の切り口を水で濡らして、粉の発根促進剤を薄くつけます。
あくまでも薄くね！分厚く付くと窒息するのか？腐っちゃいました。←経験済み
そしたら、割りばしで開けておいた穴にそっと差し込み、土を軽く押さえて倒れないように植え付けます。

はいっ！これで完了。
室内の明るい場所に置いて管理しますよ。

私は、赤玉土に植えてあるうちは室内で管理しています。突然の大雨で倒れたり予想外にお天気が良くなって乾燥したりが怖いからですね

本植えまでの管理

表面の赤玉が白くなったら水をたっぷりあげましょうね。
1ヶ月位で新芽が伸び始めます。これが、根っこも生えてきた合図ですね。
新しい1対の葉っぱが付いたら、その先の芽を摘みます。(摘芯)
何日かすると、葉っぱの脇から左右1個ずつ芽が伸びます。そしてまた葉っぱが付いたらてっぺんの芽を摘む…これを３回程繰り返した頃には根っこもしっかりと生えています。
なぜ摘芯が必要なのか？はこちらを見てね！

全体の葉っぱが10対位になったらいよいよ赤玉土を卒業です。
植えてあるのが赤玉土なので根っこを傷めず簡単に植え替えることができます。
観葉植物の培養土などを使って植え替えましょう。
植え替え直後はストレスがかかっているので、10日程は半日陰に置いて管理します。
その後、少しずつお日様に当てて育てましょう。

あとは普通のハゴロモジャスミンの育て方と一緒です。
ただし、まだまだ赤ちゃんなので真夏の炎天下放置は危険です。
午前中の日が当たる位の場所がいいと思います。

これは昨年挿し木して育てたものです。小さな体に花穂をいくつもつけてくれましたよ

まとめ

本来挿し木は5月とか9月とかが適期だと言われています。
だけど、寒い地方では冬までに十分な成長ができないことも
冬季に室内で管理しているハゴロモジャスミンは地植えに比べてとても早い時期に開花しますよね。
それに合わせて、剪定の時期も早い！切った枝を全部捨てるのもったいないし…
極寒地での3月下旬の挿し木！無謀なようですが室内管理の段階を踏めば全然問題なし。
かえって、育成期間を長くすることが出来るので成功の確率も上がる…と思う

剪定のついでに挑戦してみてくださいね。

おわり

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