~ The Diary of Fairy~

ラベンダーを挿し木で増やす 【寒冷地のハーブ栽培】

ラベンダーは最も有名なハーブの1つですよね。
最近ではいろいろな品種も出回り、園芸店を見て回るのも楽しいものです。

品種により育て方も少し違ってきますが、基本的に挿し木の方法は同じです。

今日はラベンダーの挿し木をしますよ!
今回用意したのは、真正ラベンダー(Lavandula angustifoliaです。

用意するもの

○ラベンダーの枝(挿し穂)
○植木鉢
○赤玉土(小粒または中粒)
○発根促進剤(なくてもよい)
○割りばし
○ハサミ

作業開始~~!

ラベンダーの挿し木は今年伸びた穂先の付いた枝を使います。穂先のない枝でも可能ですが、少し難しくなります。
穂先を残して、下部の葉っぱは取り除きましょう。
茎の長さは10cm程度で十分です。茎の下部を斜めに切り落とします。
平らに切り落とした時より、切り口が大きくなるので吸水や発根がしやすいそうです。
それから、手引書などには「鋭利なカミソリなどで切りましょう」と書いてありますが、私はいつもハサミ!
問題なくできている!…と思う
植木鉢に赤玉土を入れたら、たっぷりの水をかけて湿らせます。
そしたら、挿し穂を挿す場所に割りばしを使ってあらかじめ穴を開けますよ!
赤玉土を使う理由は、栄養のない土で挿し木した方が、「栄養くれ~~」と必死に根っこを伸ばすんですって。
それと、栄養がない分雑菌の繁殖も少ないのです。
これは発根促進剤の「ルートン」です。
これを使うと挿し木の成功率が上がる!…と思っています。
もし手元にあれば使いましょう。
先ほど斜めに切り落とした挿し穂の切り口を水で濡らして、発根促進剤のルートンを薄くつけます。
あくまで薄くつけてくださいね!分厚くつけてもたくさん根っこが出るわけではありません。かえって失敗の原因になっちゃいますからね。
そしたら、割りばしで開けておいた穴にそっと差し込み、土を軽く押さえて倒れないように植え付けます。
はいっ!これで完了
室内の明るい場所に置いて管理しますよ。
この時期はまだ気温も不安定です。私は赤玉土に植えてあるうちは室内で管理しています。突然の大雨で倒れたり予想外にお天気が良くなって乾燥したりが怖いからですね

本植えまでの管理

表面の赤玉土が乾いて白くなったら水をあげましょう。
毎日ビシャビシャあげないでくださいね。ずっと湿っていると 根っこが腐っちゃいます。
10日もすると穂先から伸びてきたり、脇芽が出てきたりします。
背丈が倍くらいになれば根っこもしっかりと生えています。
赤玉土を卒業して本植えしてくださいね。

ラベンダーは痩せた水はけのよいアルカリ土壌を好みます。

↓↓培養土についてもう少し知りたい方はこちらもどうぞ↓↓
ハーブの培養土を作る 【寒冷地のハーブ栽培】

↓↓この挿し木が育って本植えするまでの様子はこちらに書いています↓↓
ラベンダーの挿し木から発根までの成長記録 【寒冷地のハーブ栽培】

 

まとめ

ラベンダーの挿し木は成功率も高くとても簡単です。
「庭掃除していたら折れちゃったので、横に挿しておいたら増えちゃった!」
なんて話も聞くくらいです。

一方で、「去年まで元気だったのに突然枯れちゃった!」という話も良く聞きます。

これは育て方の問題ではなく、ラベンダーの特質だそうです。全滅しちゃう前に挿し木で増やしておくのも手ですね。

挿し木の時期ですが、基本的に寒い時期以外はいつでも可能です。でも、その後の成長や管理の難易度を考えると、春先が一番いいと思いますよ。
冬越しの季節が過ぎて、てっぺんから新しい葉っぱが成長を始めた頃ですね。
酷暑の時期までに発根して体力をつけておき、冬までに十分成長させておくことで、冬場を乗り切ってくれます。
秋遅くや真冬に挿し木をして室内で管理したとしても、元気に成長を始めるのはやっぱり春です(^^;
苦労が増えるだけですね…。

楽にできるのが一番!楽しみながらお世話してくださいね~

おわり

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