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  • icon-refresh 2019.08.24

ハゴロモジャスミンの開花が遅れた理由 【寒冷地のハーブ栽培】

今年はハゴロモジャスミンの開花が遅れています。
3月22日現在、挿し木をしてから2年になる小さな株が1鉢咲き始めましたが、他は大株を含めてまだ咲きません。
例年、2月中旬には咲き始めるのですが…

日差しや室温など、環境が異なる所に分散して置いてあるのが皆咲かないということは、そういった原因ではありませんよね。
それでは何だ?ということですが、原因はおそらくアレです!

昨年9月から今年1月中旬まで、事情があってお店をお休みしていました。
毎日様子を見ることが出来なかったので、水不足になってしまったこともありました。
そして例年は11月中旬に室内へ引っ越しをするのですが、今回は12月中旬になりました。
これは苦渋の選択の結果です。
お店の中はロールスクリーンが下りたままなので真っ暗です。そして雨も降らないので水管理もシビアです。
室外に置くリスクと室内に置くリスクを天秤にかけて、なるべく長い期間を室外で過ごすという選択をしました。

例年は、11月中旬から開花する2月中旬までの3か月間を暖かい部屋で日差しを浴びて育っています。
今年は12月中旬まで寒気に晒され、1月中旬まで氷点下にはならないにしろ、暖房も入っていない真っ暗な部屋で過ごすことになったのです。
結果、その期間の温度日照が大幅に不足しました。ハゴロモジャスミンは暖かくて日当たりの良い場所に置かないと開花してくれません。

ということで、開花の遅れは、適切な時期に適切な場所で育てることができなかったということが原因ですね。

もう1つ弊害が出ました。


この写真の手前側から中央にかけて、花芽が1つも伸びていません。
寒冷地では、11月中旬頃から霜が降りる可能性があります。ハゴロモジャスミンは霜に当たると傷んでしまいます。
この鉢も、なるべく霜の被害に遭わないように、物陰の壁際に置きましたが、風の当たる側は傷んでしまいました。


摘芯した跡は確認できますが、その脇から花芽が出た様子はありません。

花芽が出た形跡はありますが、枯れてしまいました。葉っぱもあちこち傷んでいます。

この部分に花芽がつかなかったというか傷んでしまったことで、株全体のお花が少なくなってしまったのです。

話は変わりますが、おもしろいことに気づきました!
毎年、2月中旬に最初のお花が咲いて、それから1ヶ月位の間、房ごとに順々に開花して花期を終えるのですが、今年は全部の蕾が同時に膨らんでいます。すなわち、一気に開花するのですね
咲き始めは1ヶ月遅れて、咲き終わりは例年通り……ってことか。

少しずつ咲いて、長い期間楽しめるのがいいか?一気に咲いて豪華な様子を楽しめるのがいいか?
どっちがいいのかはよく判らないけどね

とにもかくにも、寒冷地でクリスマス間近まで外に放置したにも関わらず、枯れずにお花を咲かせてくれたことに感謝しましょう。
開花が遅いだ、花が少ないだ、文句言わないように!!
ハゴロモジャスミンの仕業じゃなくて、私の仕業だからね

おわり

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