~ The Diary of Fairy~

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  • icon-refresh 2020.11.21

ローレル(月桂樹)のカイガラムシと闘う! 【寒冷地のハーブ栽培】

ローレルは耐寒性があるので、お庭で育てている方も多いと思います。
とはいえ-9℃くらいまでは大丈夫という話で、私の住んでいる岡谷は―15℃を下回ることもある極寒地なので、やむをえず鉢植えにしています。

今日、何気に目をやったらアリがたかっているではありませんか!あぁーヤバい💦見るのも恐ろしい💦アリがいるってことはヤツもいるぞ💦

ということで、今日はカイガラムシと闘ったお話です(^^;

目次

  • ローレルを襲う害虫と病気
  • カイガラムシ退治
  • アリとの関係
  • 害虫や病気に強くなる育て方
  • まとめ

ローレルを襲う害虫と病気

ローレルを襲う主な害虫は、ハマキムシ、アブラムシ、カミキリムシの幼虫、カイガラムシでしょう。
ハマキムシは、葉っぱをクルクルっと巻いてその中にいるので、見つけやすいですよね。すぐに葉っぱごと駆除できます。
アブラムシは薬剤を使えば駆除できます。
カミキリムシの幼虫は…幹の内部を食い荒らしてしまい、気づいた時には手遅れ💦ということが多いです。弱った木が被害を受けることが多いので、元気に育てることが第一の予防ですね。
そして、普通に育てている中で厄介なのがカイガラムシです。ちょっと環境が悪くなると、いつのまにか増殖しています
(-_-;)
卵からふ化したばかりの時には普通の殺虫剤で駆除することができるのですが、だいたいそんな段階では気づきません。そして成長すると、ロウのような殻の中にこもって樹液を吸い続けます。この殻みたいなのが厄介なのですわ。
殺虫剤をはじいてしまうので、中の虫本体を退治することができなくなるのです。

アブラムシとカイガラムシの大発生は、樹液を吸って植物を弱らせてしまうのでそれ自体も困りますが、放置しているとすす病の原因になることが知られています。すす病は周囲の植物や近所のお宅までも広がる可能性のある厄介な病気です。

私のローレルは、過去にハマキムシに1回遭遇しましたが、その他はこのカイガラムシとの闘いです( ;∀;)

カイガラムシ退治

予告!
次の写真は気持ち悪いです!ガン見しない方がいいと思います


ウェーーひどいです。幹が覆い尽くされる寸前です(>_<)

葉っぱの裏にいるのは見たことあるけれど表面にまで
泣けてきます…

気持ち悪くてもこのままにしておく訳にはいかないので退治します!
どうやるかって?そりゃ、薬品攻撃が効かないのだから物理攻撃しかないですわ…

こうやって、割りばしで1匹1匹はがし落とすのです(._.)気持ち悪いのなんの
写真でも分かる通り、茶色くなったのもありますが、小さめな緑色っぽいのもあります。新築物件ですね(--;)これが幹に付いていると見落としやすいです。
とにかく全てを剥すのです!
このときのポイントは、鉢を倒すなりして、剥したヤツが植木鉢の中に入らないようにすることですね。カイガラムシは成虫になると足がなくなる種類が多いとのことですが、目の前のカイガラムシの正確な名前も分からないし💦再び登って来られてもイヤなのでね。


そしてようやく作業終了…と思ったらまだ見落としがありました。きっとまだあるので、日を改めて観察を続けます。

アリとの関係

育てている植物を襲う虫の中で、しばしば大発生して厄介事を起こすのがアブラムシとカイガラムシです。これらは小さいので気づくのが遅れがちなのですが、アリを観察することで早期発見につながりますよ。
アブラムシとカイガラムシは、排泄物として甘露を出します。樹液を濃縮したような甘い汁ですね。この甘露を目当てにアリが集まってくるのです。逆に言うとアリに来てもらうために甘露を排出するのです。
アブラムシとカイガラムシはひ弱なので、すぐに他の虫などに捕食されてしまいます。この捕食者から身を守るためにアリを用心棒として雇っているみたいなものですね。

じっとしているヤツを探すより、ちょこまか動くアリを見つける方がはるかに楽です。とにかくアリが登っていたら、じっくりと観察してみてください。立ち止まって何かしていたら、そこに何かがあるのでしょう。

害虫や病気に強くなる育て方

害虫や病気は、弱った植物に寄り付きます。とにかく元気に育てるのが一番の予防となりますよ。

鉢植えで元気に育てるには、いくつかの点に気を付ける必要があります。

  • 風通しを良くする・・・・・・定期的に剪定して通気の良い場所に置く
  • よく日に当てる・・・・・・・日陰でも育ちますが弱りやすいです
  • 肥料切れに気をつける・・・・栄養分を好むので定期的に肥料を与える
  • 適切な大きさの鉢に植える・・元気な根っこが栄養と水分を吸収できるようにする

これらの条件が崩れると、弱り始めて病気になったり虫がついたりするのですね。

そして、食用として使用しないのであれば、定期的に薬剤散布するという方法もあります。虫や病気が大発生するのを未然に防ぐことができますね。
私はやっていませんけどね…(^^;

まとめ

過去にもカイガラムシにやられて反省していたのに、またやってしまいました
大きく育っている鉢は気をつけて管理していたのですが、挿し木から育てて、ようやく成長を始めた小さな木は、乾燥して枯れちゃったら困るわ!と、他のハーブの根元に置いてあったのです。明るい日陰って感じですかね。
風通しが悪かったんでしょうね…ジメジメしていたんでしょうね…肥料もやってなかったし…
そして、チビちゃんなのでカイガラムシの心配をしていなかったんです。

近くに置いていた挿し木兄弟たちは1~2匹の被害で済んだので助かりました。

今日の段階でできるのは、置く場所を変えて日当たりと風通しを良くすることですね。
そして、このちびちゃん達もそろそろ大きい鉢に植え替えなきゃなぁと思っていた所です。信州はもう秋風が肌寒い気候になっているので、今度のお休みにでも植え替えをすることにしますわ。

みなさんもしっかりと観察してかわいそうな事にならないようにしてあげてくださいね。

おわり

≪関連記事≫

ローレル(月桂樹)の育て方やお手入れのあれこれ 【寒冷地のハーブ栽培】


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