鉢植えでハーブを育てていると、植え替えや株分けなど、新しい培養土が必要になります。
新しいハーブを購入したときもそうですね。
植物の種類によって好みの土質が違うので、いろいろ考えなきゃなりません。
私は、まずはアルカリ性を好むのか?酸性を好むのか?は調べます。
栄養がいっぱい必要か?も調べる……一応
だけど、pHがなんちゃらで…とかまでは気にしません!
プロの園芸家になるわけではないので、難しく考えすぎると楽しくなくなっちゃうし。
やるのがめんどくさくなっちゃうし。
多くのハーブはアルカリ性で水はけのよい土を好むので、
観葉植物やお花の培養土(元肥入り)7 : 赤玉土(大~中粒)2 : 砂1 の割合で基本の培養土を作り
そこに苦土石灰を混ぜ込みます。苦土石灰は土1リットル当たり5g程度が適量とのことなので
それを参考にポイっと
この培養土は、基本的にプロが配合してくれている万能な土の利点を生かした上で、
赤玉土の通気性と保水力、砂の水はけの良さをプラスしています。
そして苦土石灰でアルカリ土壌を作るという考えです。
これをベースにして、根腐れしやすいとか痩せた土を好むとかの性質に合わせて赤玉土と砂の分量を変えています。
市販の培養土は元肥入りを使います。赤玉土と砂は栄養がありません。
この分量で調整するのですわ。
…目見当で
市販の元肥入り培養土を購入する際は、ホームセンターなどで目に付く場所に山積みされたものを選びますよ。
なぜなら、その培養土は中性に保たれているからです。そこに苦土石灰を混ぜることで弱アルカリ性の土を作ることができるのですね。
売り場の奥に少量積まれている『ツツジの培養土』とか『ブルーベリーの培養土』などターゲットを絞ったものは
それぞれの特性に合わせて配合されていて、酸性の場合もあります(-“-)
ラベンダーとかローズマリーのように痩せた土を好むハーブの場合は
本来、元肥の入っていない培養土の方がいいわけですが、私は元肥入りを使っています。
その分赤玉土と砂を多く入れます。
理由は、合理性というか…残った土の保管というか…めんどく‥さ‥ぃ
それと、こちらの方が重要なのですが、肥料分を嫌う植物でも栄養素は必要です。栄養のない培養土を使うと、
この段階で、成長に必要な栄養素の追加を考えなければなりません。
植物によってさまざまなこの部分を把握して土を作るのはかなり大変です
そこを、万能培養土におまかせしているのですわ
こーーーんな適当に見える培養土ですが、大失敗したことはないです。
とにかく水はけを良くすること!そして苦土石灰を混ぜ込むこと!
これが何より大切だと思っています。
水をたくさん必要とするハーブでもジメジメドロドロの土を好む種類はないからね。
過去に失敗したのは、購入時にお値段のマルが1個多いようなハーブの植え替えですわ。
気合が入りすぎて、育て方マニュアルみたいのを見ながら市販の培養土を使わずにイチから配合した培養土!
結局ダメになっちゃうのだよ。
ここはやっぱり無理せず、汎用性の高い市販品を使った方が安全かもです(^^;)
ちなみに、大きい声では言えませんが、
苦土石灰を混ぜ込んだら1週間以上なじませてから植物を植える
というのが鉄則なのですが、それすらやっていません
植え替えしたいのは今日!すぐにやりたい!…ハーブ達は文句言っていると思います。
私はどうも酸性土を好む植物の栽培が苦手のようで、うまくいきません。
こちらの土を適当に配合するスキルはないので、園芸書などを見ながらやっています。
去年もウィンターグリーンを植えたのですが、
日に日に小さくなって…最後はさようなら
だらだらと書いてしまったので、最後にまとめておきます。
アルカリ性を好むハーブに使う培養土の作り方
- お花や観葉植物の培養土(元肥入り)7:赤玉土2:砂1の割合で混合する。
*元肥が入っていない培養土を使うと、この時点で必須栄養素の心配が出るので難しくなります。 - 肥料分を嫌う土を好むハーブの場合は赤玉土または砂の割合を増やす。
- 土1リットルに対して5gの苦土石灰を混ぜ込む。
- 苦土石灰を混ぜ込んだ培養土は、混合してから1週間以上寝かせる。
私の経験上、普通にホームセンターで購入できるようなポピュラーなハーブはそんなに神経質に気張らなくても育ちます。
何よりも楽しむことが大切です。気軽にいろいろ挑戦してみてくださいね。
おわり