レモングラスは東南アジア原産の熱帯植物です。
耐寒温度は5℃位なので、もちろん寒冷地で地植えするとそのままでは冬越しできません。
育てるのには3つの方法があります。
- 地植えして、冬前に掘り起こして鉢に植え替えて室内で冬越しする。
- 地植えして、「1年草」と考えて毎年新しい株を用意する。
- 鉢植えで育てる。
1.は以前やりました。が…寒くなってからの作業で、しかもデカくなってて鉢上げするのが大変だったのでやめました。
2.もやりましたが、毎年ダメにしてまた買うってのに疑問を持ち始め、これもやめました。
そして今は鉢植えで育てています。
鉢植えはやはり定期的に植え替えが必要になります。
そして、根を強く張る植物なので次々と大きな鉢に交換していく必要があるのです
とはいえ限度ってものがあるわなすでに私のは36型の鉢でこれ以上は無理です。
ってことで株分けをして元の鉢の大きさをキープしますよ。
株分けすることで、元気になって大きく育ちます!→→そしてまた根詰まりするのだな…
まぁとにかく今日はレモングラスの株分けと植え替えをしま~す。
株分け
この株は3年植え替えをしていなかったのですごいことになっていますね。
レモングラスは毎年植え替えてもいいくらいですよ。
知ってはいるんだけれど……ね…
株の根元がとても硬いので、手で分けるのは無理だと思います。
私は、「以前はキッチンバサミだった庭用ハサミ」ってのを持ちだしましたよ。
土ごと切っていくので、刃こぼれしてもいい物を用意してください。
写真のように大胆に切っていきます。強い植物なのでガンガンやって大丈夫です。
根元には芋があるのか?と思うような頑丈な根っこになっています。
ここを切ると弱っちゃうのじゃないかと心配になりますが、大丈夫です。
思い切ってやりましょう。
パンパンに張っていなければ、切らなくてOKです。
このあと、地植えにする場合も切る必要はありませんよ。余分にいじめることないからね
どんどん落としていきます。
そして、裸同然の姿になりました。ここまでやって大丈夫です。これで株分けは完了です。
植え替え
レモングラスは比較的どんな土でも適応しますが…
●酸性土を嫌う。
●水はけの良い状態が好き。
●栄養分も欲しがる。
という感じです。私は以下のように用意しました。
観葉植物の培養土(元肥入り)7:赤玉土(中粒)2:砂1
ここに苦土石灰を土1ℓに対して5gの割合で混ぜ込みます。
そうしたら、その上に培養土を入れていきます。
これから植える苗の根っこの量にもよりますが、まずは6分目位まで入れておくといいでしょう。
微調整しながら行ってくださいね。
土を入れ終わったら、表面を軽く押してしっかり植えられていることを確認しましょう。
このとき土が沈んでしまった場合は土を追加しますよ。はい!これで植え替え完了です。
…と言っておこうかな
私はいつも日向に置いて大丈夫だけどね
レモングラスの強さの証明
レモングラスはとても生命力のあるハーブです。
以前、地植えしてあったのを冬前に鉢上げしようと掘ったら、のびのびと成長していて鉢に入らなかったことがありました。
すごく寒いしもうヤケですわ。足で蹴ったり踏んだりそして最後にはクワやナタを持ちだしてガンガン叩いて半分に割ったのです。
いわゆる株分け?(乱暴だなぁ…)
こんなことをしたので当然ダメになっただろうと結論付けたものの、庭に放置することもできず、とりあえず自宅の玄関の風除室に置きました。
『置いた』ですからね!半分にしても植木鉢に入らなかったので、斜めに突っ込んで培養土も入れず放置!
その次の春、なんと芽がのびているじゃん驚いたわ。それでも、冬の間に2回位は水をあげましたよ
それが今も育てている株です。
こんなヒドいことをする人はいないと思いますが、とにかくそんな扱いを受けても生きているという素晴らしい生命力なのです。
まとめ
レモングラスは太い根っこをどんどん出して大きくなる元気なハーブです。
熱帯の植物なので、寒さに弱いと言う弱点はありますが、反面、暑さや蒸れには強いので夏の管理はとっても楽です。
といっても、岡谷じゃ蒸れの心配はほぼないけれどね
レモングラスの株分けや植え替えは、芽や葉っぱが伸びている時期ならいつでも可能です。
しかし、やはり手入れをして葉っぱを刈り込んだ姿の時期がいいでしょう。葉っぱを傷める心配も少ないですし、植え替え後の復活力も高いです。
まぁ、普通に考えてこれから休眠に入る冬直前よりは、春の方がベターといった感じでしょうね。
そして、株分けや植え替えのときには神経質にならずにガンガンできるのもありがたいです。
その代わり、お手入れサイクルも早めになりますなぁ(-_-;)
私のレモングラスは、植え替え時期を無視して放置したので、昨年は葉っぱが長くなりませんでした。
手抜きするとやっぱりそれだけにしかならないってことですね
面倒くさがらずに、きちんと手をかけてあげましょうね。
……私のことだな
おわり