~ The Diary of Fairy~

ボリジの種はいつ収穫できるのか? 【寒冷地のハーブ栽培】

ボリジ(Borago officinalisは1年草のハーブです。
毎年春に苗または種を購入して植えるか、もしくは前年に収穫した種を保存しておいて、春に撒くということになりますね。
こぼれ種でもどんどん発芽するんですけれどね

この種、いつ収穫できるのだ?
何せ私はほったらかしの落とし放題で管理したことがないのです

ということで開花してからどのくらいの期間で種が成熟するのかを観察してみました。
今回は、その記録をご紹介します。

観察記録

6月29日(観察開始日)

これはたった今花びらが落ちたばかりのガクです。
これの観察をすることにします。
中央のめしべの根元に少しぷっくりとした場所がありますよね。ココが成長していくのですね。
花びらが落ちると、ガクを閉じて風船状の空洞を作り、その中で種を育てます。
ちなみに、このガクは3時間後には閉じていましたよ!

7月8日(9日目)

7日目の報告をしようと思っていたのですが、連日すごい雨で観察できませんでした。
あっという間にこんなに大きくなっています。
まだ緑色ですが、大きさは十分育っているように見えます。

7月13日(14日目)

種の大きさや色に変化はない様に見えます。
めしべの先っぽが枯れ始めましたね。

7月19日(20日目)

昨日確認したときには4個の種がついていましたが、今朝はご覧の通りです。
昨日か今日、落ちたのですね。
昨日の段階で、虫に食われたり、腐ったりといった変化はありませんでしたので、熟して落ちたと思います。
観察していた種の熟した状態を写真に撮れなかったので、別の種を写しました。こんな感じになって、間もなく落ちますよ。
しっかり実って落ちた種はこんな感じです。
全長6mm程度で、ガクにくっついていた部分が白いです。水分が抜けてシワシワですね。

まとめ

今回の観察では、花びらが落ちてから19~20日で種が成熟して落ちました。
気候や季節によって多少の前後はあるでしょうが、おおよそこんな感じで育つことがわかりましたね。

ただ、ハーブガーデンはいろいろなハーブで満員状態で、どこに落ちたのかは探せません。
これらの種は土の上に転がったまま冬を過ごして、来年の春に自由な場所で発芽するのです

私は一応保険として、いくつかの種は拾って保存しています。その種は、ウッドデッキや道路脇に転がっているのを拾うのです。
保存方法は、お皿に入れて戸棚にしまってあるだけです

それから、当然ながら、緑色の種を無理やり収穫してもだめですよね。熟していないので発芽はしません

どうしてもこの種を収穫したい!となれば……ネットの袋でも掛けておこうか?
やったことないから分からないけどね

1本のボリジを大切に育てていて、来年のために種を確実に収穫したいという方も、参考になさってくださいね。

おわり

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