~ The Diary of Fairy~

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  • icon-refresh 2020.11.1

パッションフラワーの育て方 鉢植えの枝数を制限する 【寒冷地のハーブ栽培】

パッションフラワーはトケイソウと呼ばれていて、お花が赤や白などいろいろな園芸種が出回っていますね。
耐寒性も種類によって違うので、地域によっては育てるのが難しいものもあります。

私はパッシフローラ・インカルナタ(Passiflora incarnataを育てています。
これは薬草、ハーブとして親しまれている種類です。
トケイソウの中では耐寒性が最も強いと言われており、-15℃程度までは耐えてくれるそうです。
私の住んでいる岡谷は、-15℃を下回ることもある極寒地です。
地植えした株は数年元気に越冬していましたが、冬の寒さが非常に厳しかった年に枯れてしまいました。
鉢植えを屋外で越冬させようとしたこともありましたが、これもダメでした。
現在は鉢植えにして、寒い季節は室内に避難させていますよ。

厳冬期を過ぎて3月中旬になると新芽が芽吹き始め、徐々に成長を始めます。本来は寒さに強い品種なので屋外に出してもいいのですが、新芽が霜でダメになるのもいやだし、そもそも室内の方が暖かいので成長しやすいです。
ということで、大体ゴールデンウィーク辺りを目安にお引越しをしています。

5月にもなると本格的に成長を始めますよね。若い株のうちはそれほど問題ないのですが、何年も経過した株はここで多少のお手入れが必要になります。
放置したままだと数え切れないほどの芽がでてきます。これをそのままにすると各枝が長くなれずに成長が止まってしまいます。
パッションフラワーは、枝を伸ばして節ごとに花芽をつけるので、お花の数も減ってしまうということですね。
枝数を制限することで栄養を集中させて、どんどん伸びていけば、秋までお花を楽しむことができます。
それから、私のように緑のカーテンとして利用する場合も同じです。枝が伸びなければカーテンになりませんからね(ーー;)

まずは、現在の様子をご覧ください。


1鉢目です。
7年前に種から育てた株です。3月中にグングン枝を伸ばして成長していました。この季節にこんなに成長したのは初めてです。

1鉢目の根元です。もう何が何だか分からない位たくさんの芽が出ています。

2鉢目です。
これは6年前に挿し木をして育てている株です。

3鉢目です。
これは3年前に挿し木をして育てている株です。

若い株は、最初に苗を植えた付近からいくつかの芽を出します。年数を重ねるごとに根っこが成長して外側へと範囲を広めていくので、あちこちから発芽するようになります。

さて、作業を始めましょうか!
私が使用している鉢は直径30cmのものです。この鉢で育てられる枝数は2~3本ですね。
残す枝を決めて、他を切りましょう。

はい!終了
難しいことは何もなく、根元から切るだけです(^^)v

残すのは2~3本と言っておきながら4本残しました
110cm、80cm、30cm、30cmの枝です。なんかもったいなくて切れませんでしたが、おそらく30cmの2本が伸び悩んで、結局成長しないでしょう…
毎年そうだからね。って分かっているならやめればいいじゃんね(._.)

今後も新しい芽が出て来たら、その都度取り除きましょうね。
残した枝はぐんぐん成長しながら、脇芽もつけます。その脇芽もぐんぐん伸びてお花をつけますよ。
パッションフラワーは各枝に15個程度のお花をつけると言われています。
…が!、昨年この株は1本の枝に40個以上のお花を咲かせました!40個から先は数えなかったので、いくつ咲いたのかはわからないけどね

今日お手入れを見ていただいたパッションフラワーですが、本来この鉢はもっと早くに手入れした方がいいです。おおよそ2鉢目位になったら枝数を制限して育てるのがいいですね。さすがに3鉢目の段階ではできませんよね。

まぁ、厳密に時期が決まっている訳ではないので、やる気になった時にやりましょうか
遅くなれば、その分成長に支障がでることだけは頭に置いておいてね(^^;

おわり

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