精油名 | フランキンセンス |
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学名 | Boswellia carterii |
科名 | カンラン科 |
利用部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主産国 | オマーン |
禁忌 | 特になし |
香りの特徴 | すっきりとした甘さと柑橘を思わせる香り |
主な成分 | モノテルペン炭化水素類:αピネン+αツヨネン(45%)、リモネン(14.5%)、サビネン(5%)、ミルセン(4%) セスキテルペン炭化水素類:βカリオフィレン(3.6%) |
Elève 価格(税込) | 2ml 1,650円 |
*主産地および主成分は時期により変わることがあります。
主成分特性
αピネン ―免疫向上、抗菌、血管拡張、血圧降下、鎮咳、森林浴効果、減肥
αツヨネン ―抗炎症、抗菌、抗ウィルス、鎮静
リモネン ―血流増加、肝臓強壮、腎臓機能促進、腸蠕動活性、鎮静、覚醒、抗ガン、新陳代謝促進、Ach-E活性抑制、脂肪溶解、育毛
サビネン ―抗炎症、うっ滞除去
ミルセン ―鎮静、筋肉弛緩、抗ガン、肝臓刺激
βカリオフィレン ―抗炎症、鎮痛、抗ガン、ホルモンバランス、精神安定、アルコール性胃炎粘膜保護、PMS緩和
体に ~For physical Health~
免疫力低下、風邪、気管支炎、喘息、咳、痰、鼻水、筋肉痛、関節痛
炎症を抑えて呼吸を深くすることから、喘息や気管支炎など呼吸器系のトラブルのときに効果を発揮する。余分な粘膜を排出して鎮静するので風邪によるのどの痛みや鼻水のときに役立つ。
筋肉や関節の炎症にも使われる。
心に ~For mental Health~
不安、パニック、過緊張、強迫観念、ストレス、イライラ、抑うつ、トラウマ、自律神経失調
交感神経と副交感神経のアンバランスを整える効果があり、どちらかが過多になって起こる症状の緩和に力を発揮する。
その他 ~Another effect~
老化肌、乾燥肌、瞑想、空気清浄
皮膚の新陳代謝を促進して、疲れた肌のつやとハリを取り戻すのに使われる。しわやくすみの予防にもよい。
鎮静作用があり、呼吸を深くするので瞑想にも使われている。
- アロマディフューザーなどを利用して芳香浴をすると、抗菌効果でお部屋の浄化に役立ち、気持ちも落ち着いて一石二鳥ですよ(^^♪
イライラやパニックの時には、副交感神経を優位にするマージョラムと一緒に。落ち込んで元気がない時には、リフレッシュさせるラベンサラやマンダリンなどと一緒に使ってみましょう! - フランキンセンスとは乳香のことです。乳香といえばキリスト!と繋がる方も多いでしょう。
新約聖書には、キリスト生誕の際、三賢人が「黄金」「没薬」「乳香」を捧げたというお話が記されています。没薬はミルラの事ですね。
両方とも樹液を固めて樹脂の形で流通しています。精油はこの樹脂から抽出します。 - フランキンセンスは紀元前の古代文明でも使われていました。大変貴重なものだったので、もちろん王宮での宗教儀式の薫香として使ったり、王様の服を焚き染めたりしていました。あのクレオパトラは化粧水として使っていたそうですよ!