ご注意)精油は医薬品ではありません。以下の記載内容は自然療法上語られている内容であり、効果を保証するものではありません。よくご理解いただいた上でご利用ください。また、病気の時は医師の診察を受け、適切な治療を行ってください。
精油名 | ベンゾイン |
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学名 | Styrax benzoe |
科名 | エゴノキ科 |
利用部位 | 樹脂 |
抽出方法 | 水蒸気蒸留法 |
主産国 | インドネシア |
禁忌 | 特になし |
香りの特徴 | バニラのような濃厚な甘さを感じる香り |
主な成分 | エステル類:安息香酸コンフィニル(74.6%)、安息香酸ベンジル(0.9%) 有機酸類:安息香酸(15.1%)、ケイヒ酸(5.8%) |
Elève 価格(税込) | 5ml 2,420円 |
*主産地および主成分は時期により変わることがあります。
主成分特性
安息香酸コンフィニル ―鎮静、鎮痙、抗炎症、神経バランス調整
安息香酸 ―去痰、日焼け防止、抗菌
体に ~For physical Health~
咽頭炎、気管支炎、肺炎、咳、痰、喉のイガイガ、ぜんそく、膀胱炎、緊張性頭痛、緊張性高血圧
喉や気管支の粘膜を鎮静して痰の排出を促すため、呼吸を楽にするのによいとされている。抗菌作用と抗炎症作用から呼吸器の不調や細菌が関わる不調に向いている。
ストレスや緊張など心因性の頭痛があるとき、リラックス作用と鎮静作用で心を落ち着かせ、痛みの緩和を手伝う。
体を温めて血液循環を促すので、こわばった体を緩めて痛みを和らげるのにもよい。
心に ~For mental Health~
ストレス、疲労、緊張、ストレス性頭痛、神経過敏、悲嘆、抑うつ
緊張した神経を緩めてやすらぎを与え、心を穏やかにする。
心配事やストレスで頑なになった心を開いて、明るい場所へ誘うような働きをする。
その他 ~Another effect~
あかぎれ、擦り傷、皮膚炎、湿疹、しもやけ、かゆみ、傷跡、乾燥肌、老化肌、角質
傷の修復を促す作用、炎症を緩和する作用、硬くなった皮膚を柔らかくする作用があるため、微細な傷があるときから、傷の回復期、傷跡のケアまで広く使用できる。カサカサしてかゆみがあるときにもよい。
かかとやひじなどの角質ケアにはまず最初に選びたい精油である。
- ベンゾインは古来より呼吸器の不調に用いられてきた植物です。抗生物質などなかった時代に、肺炎や気管支炎、膀胱炎など細菌による病気の治療に使われていたんですね。
ベンゾインは安息香とも呼ばれます。お香として焚くと、息が楽になることから呼ばれるようになった名前なんですって(^^)v - 樹脂から抽出した精油は、他の精油に比べると粘性があり、少々使いづらいという難点があります。おそらく精油ビンのドロッパーから垂らすのは難しいのではないでしょうか💦
そんなときは、ドロッパーを取り外して、清潔な竹串や小さな薬さじなどの先端に絡ませて取り出しましょう! - この精油の性質上、アロマディフューザーには向かないですね。フィルターが詰まって壊れてしまいます(>_<)
それから、化粧水など水分が多いものを作成するのに使うと、分離してヘンなものが出来上がることがありますよできるかぎり、キャリアオイルやシアナッツバターなど、脂性成分の基材を使うことをおすすめします。