~ The Diary of Fairy~

ホワイトセージの育て方 夏の剪定 【寒冷地のハーブ栽培】

ホワイトセージ(Salvia apianaは耐寒性のある低木で、-5℃程度までは耐えてくれます。
とは言っても、寒冷地では地植えで育てることができないので、鉢植えで管理していくことになりますね。
冬の間は室内の明るい場所で、春が来るのをじっと待つといった感じでしょうか…

冬の間、成長が遅いなりにも少しずつ葉っぱを出すことがありますが、この時期に室内で出てきた枝はひょろひょろで、葉っぱも薄いです。
小さな苗を育てている場合は、枝数を増やして樹形を作るためにこの期間も摘芯をして育てますが、大きい株はそのままにしています。

この大きな株は、3月になっていよいよ本格的な成長を始めた頃に剪定をしてあります。

春先に剪定をする
↓↓
摘芯をしながら枝数を増やす
↓↓
夏に質のいい葉っぱを収穫する
↓↓
冬に向けて体力をつける
↓↓
元気に冬越し

といったサイクルですね。寒冷地では暖かい季節が短いので、うかうかしていると間に合いません!
収穫も楽しみながら、木の成長も楽しむとなると、室内暖房にもお手伝いしてもらって3月から活動した方がいいのですわ

さて、文頭の写真のホワイトセージですが、3月中旬に剪定をした後、ずっと室内に置いてありました。
『室内のグリーンが何もないって訳にはいかないなぁ…』という、いたって人間本位な考えからです
一応、窓越しの光が差し込む場所ではありますが、やはり日照不足ですね。ひょろひょろで枯れ葉も目立ち始め、かわいそうな姿になってしまいました。

これ以上いじめては取り返しがつかない事になるので、再び剪定をして屋外で育てることにしましたよ。

今回の剪定の目的は…
○ひょろひょろ伸びた枝を切り落とす。
○枯れ枝を取り除く。
です。

剪定の際に気をつけることは、摘芯の注意点と同じです。
切った後に、新しい枝が育ってくれないと困るので、枝の様子を見ながら切り落としていきますよ。
1本の枝につき1個以上の節(葉っぱの出ている所)を残す必要がありますね。
上の写真のように、葉っぱの脇から新しい芽が出ている場所もありますし、出ていない場合もあります。
切り落とした直下の葉っぱ脇から新しい芽が出るということを忘れないようにね!

これで今回の剪定は完了です。すっきりさっぱりしましたね。
今後は庭で管理することにしますが、室内に置いていた鉢なので、突然の日向置きはせずに、しばらくは午前中だけ日の当たる場所に置いて様子を見ることにします。

本来、今の時期にはしっかりと育っていて、良質な葉っぱの収穫ができるのですが、今年は残念なことになりました。
じゃあなくて、残念なことにしたのは私ですね

やはり植物はお日様にあてて元気に育ててあげなくてはいけません。
植物の声を聴くなんてできませんがしっかりと観察しながら大切に育てましょう。

おわり

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ホワイトセージの育て方やお手入れのあれこれ 【総集編】


ホワイトセージの基本的な育て方から剪定、摘芯、植え替えなどのお手入れ方法を書いた記事をまとめたページです。根腐れや水切れなどで失敗した話もご紹介しています。

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