レモンバーム(Melissa officinalis)は耐寒性多年草でとても育てやすいハーブです。
日陰でもどんどん種を落として増え続けるほどです。
育てるコツといった難しいことは何もありませんが、私が心がけていることをご紹介します。
それは花が咲く前に剪定するということです。なぜか?それが今日のテーマです!
寒くなると地上部は枯れるので、バッサリと刈り取った状態で冬を過ごします。
3月下旬になると新芽を出し始め、どんどんと成長します。
5月~6月は大きな葉っぱをつけた枝が元気に伸びるので、惜しまず枝ごと切って使えますね。
枝を切ると、脇目が伸びてまた良質の葉っぱが育ちます。
6月下旬~7月上旬になると葉っぱが小さくなってきます。そしてこの時期に花芽をつけ始めます。
私はこの時期にバッサリと刈込みをしますよ。
脇目が出て、また大きな葉っぱが育つという利点もあるのですが、私の最大の目的は、種を落とさせないことです。
今日は7月13日です。蕾のうちに剪定しようと思っていたのですが、連日の大雨で手を掛けられずにいたら開花しました。
こりゃ大変と慌ただしく刈り込み決行です。
レモンバームを育てたことがある方が口をそろえて言うのは『増えて困るのよねぇ‥』です。
ものすごい数の種を落とすので、ほったらかすとエライことになるのです。
これはハーブガーデンではありませんよ!隣の物置などに使っている場所なのですが、去年1本生えてきたのをほったらかしにしたのです。そしたら今年!こんなことになっちゃいました
これでも春先にずいぶん摘み取ったんですよ
元気で手間いらずはうれしいけれど、こんなに育っちゃ困りますよね。
これを予防するために、種が育つ前に刈り取るのです。
はい!刈込み終了です。
根本から15~20cmくらいの所からバッサリと切りました。
刈り取った枝にはすでに新しい芽が育ち始めていますよね。これが成長して、また大きな葉っぱを収穫できるようになります。
お花を楽しみたいという場合には向かない方法ですが、管理としてはアリだと思います。
とにかく驚異的な繁殖力のハーブです!困ったことにならないうちに手を打ちましょうね
おわり