~ The Diary of Fairy~

シアバターの硬さを調節してなめらかクリームを作る 【精油の使い方】

シアバターはアフリカのサバンナなどに自生するシアバターノキ(シアの木)の実から採れる植物性油脂です。
アロマテラピーでも基材としてよく登場しますが、そのまま使おうとすると硬くてちょっと不便と感じるときもありますよね。特に冬なんかは爪で削って使う感じ?💦
シアバターは、お肌に乗せると確かに溶けますが…もうちょっと滑らかな方が使いやすいんじゃないかなぁ。

ということで、今日はシアバターに他のキャリアオイルを混ぜて、なめらかクリームを作ってみましょう!
冒頭の写真はシアバターそのものです。そして今回作るのは…

こんな感じです。
柔らかさがうまく伝わるかしら大体、ホテルの朝食バイキングに出ているマーガリンくらいかな

クリームを作る前に、少しだけシアバターのお話をしておきますね。

シアバターの特性

シアバターは油脂の一種ですが、常温で液体であるに対して常温で固形であるに分類されています。
固形の状態からから溶け始める温度(融点)は、組成成分の含有量によっても変わりますが、36℃程度で、30℃を超えると柔らかくなってきます。夏場に車の中や日向に放置すると液体になっちゃいますね

オレイン酸(一価不飽和脂肪酸)、ステアリン酸(飽和脂肪酸)が主要成分で、全体の80%程度を占めています。その他に、リノール酸パルチミン酸ビタミンEなどを含みます。ここに挙げた成分は、抗酸化作用があり、過酸化脂質の生成を抑制します。またこの作用により、シアバターは酸化しにくいという性質を示します。

その他に‥
オレイン酸は、精油の吸収を促す効果があります。組成が皮脂に似ているので肌になじみやすく、高い保湿効果と角質を柔らかくしてお肌のハリを保つ効果があります。
ステアリン酸は、常温で固体の成分です。水と脂を乳化させる作用があるため、お肌を覆って保湿効果を高めます。抗菌効果もあるので、にきびなどの予防にもいいですね。
ステアリン酸の融点は69.6℃なので、これの含有量が多いと、シアバター自体の融点も高くなりますね。
リノール酸は、お肌を柔らかくする効果があります。
パルチミン酸は、常温で固体の成分です。抗酸化力が高く、シワ、くすみの予防にも役立ちます。
ビタミンEは、血行促進作用があり、お肌の再生に役立ちます。

このような特性から、保湿、傷・やけどの回復促進、肌あれ予防、角質ケア、アンチエイジング、日焼け防止、セルライト予防、妊娠線予防、傷んだ髪の保護など、さまざまな目的で使われています。

シアバターの硬さの調節

シアバターは、先ほども書いた通り常温では固体です。これを柔らかくするには、常温で液体の物質を混ぜればいいのですよ。
物質と言っても、作りたいのはお肌に塗るクリームですから、やはりここはキャリアオイルを混ぜましょう!

そして少し考えなければならないのは、気候の影響です。寒い季節と暑い季節では気温の影響が違います。簡単に言うと、冬は柔らかく、夏は硬めに仕上げることが必要という訳です。
私はおおよそ以下の通りの比率で混ぜています。

  • 真冬・・・・・シアバター1:キャリアオイル2
  • 真夏・・・・・シアバター2:キャリアオイル1
  • その他・・・・シアバター1:キャリアオイル1

どこに置くか?など室温の関係もありますし、好みもあるのでその辺は調節してみてくださいね。

キャリアオイルはどれを選ぶ?

結論から言うと、どのキャリアオイルを選んでもいいです!が…
私的には、せっかくシアバターが酸化しにくい性質を持っているので、ここに酸化しやすいキャリアオイルは入れたくないなぁ…って思っています。

酸化しにくいキャリアオイルは、オリーブ、オリーブスクワラン、マカダミアナッツ、ツバキ、ホホバ、ココナッツ辺りでしょうか。
この中で、ちょっと難しいのがホホバココナッツです。ホホバは融点が12℃くらい、ココナッツの融点は25℃くらいです。この温度を下回るとキャリアオイル自体が固まってしまうので💦混ぜた意味ないじゃん!!となります(^^;)

さらっとして使用感が軽いのはオリーブスクワランとホホバですね。
その他、乾燥肌によいとか抗炎症作用があるとか、それぞれの特性もありますので、その辺りも考慮して選ぶといいかもしれませんね。

キャリアオイルが決まったら、作業に取り掛かりましょうか!

用意するもの

[真夏にクリーム30gを作る場合]

  • シアバター 20g
  • キャリアオイル 10ml
    *今回はホホバを用意しました
  • クリーム保存容器
    *ガラスの遮光クリームジャーがおすすめです
  • デジタルスケール
  • 計量カップ(15mlが量れるもの)
  • 湯煎用ボールとお湯
  • スプーンなど

作り方

まず最初にシアバターとキャリアオイルを計量します。
シアバターは、保存容器に直接入れて計量しますよ。
キャリアオイルは計量カップを使って量りましょう。
計量できたら、シアバターの入った保存容器にキャリアオイルを入れます。
シアバターは隙間だらけにモコモコと入っていると思いますので、スプーンなどで詰め込んでおきましょうね。
材料が全部入ったら、湯煎をしますよ。
湯煎用ボールに沸かしたお湯を張り、そこへいれます。
ガラス瓶がおすすめなのは、この湯煎をする過程があるからです。熱で変形してしまうものは論外ですし、プラスチック製のクリームジャーはプカプカ浮いてしまうし、熱伝導性も低いので、危ないし時間もかかります💦
湯煎を始めると、すぐにシアバターが溶け始めます。スプーンや竹串などを使ってゆっくりと攪拌してください。その方が早く溶けます(^^♪
やけどしないように注意してくださいね。
おおよそ3~4分するとシアバターが全部溶けると思います。そしたら、湯煎から取り出しましょう。
この後、精油などを入れずにそのまま使う場合はこれで完成です。
フタをして固まるのを待ちましょう。
精油を入れる場合は、次に進みます!
精油は揮発性成分なので、熱い基材に入れると蒸散してしまいます。
ということで、湯煎で温まっている液体の温度を下げなければなりません。
これを手っ取り早く進めるのには氷水を使うのがいいですよ!氷水に入れると、すぐに容器の底や周囲から固まり始めます。部分的に固まってしまわないように、スプーンでこそげ落とすようにしながら混ぜましょう。
全体が白濁し始めたら、混ぜていたスプーンを手の甲に当ててみましょう。『冷たい』というか『温かくない』と感じたら、氷水から取り出します。
このときに冷やし過ぎると、固まってしまい精油が混ざらなくなるので、手早く行いましょうね。
そこへ精油を入れていきます。
ベンゾインやミルラなど、粘性の高い精油は滴下口から垂れない場合が多いです。
その時は、滴下口を取り外して、清潔なスプーンや竹串で取り出します。分量は目見当になっちゃいますが、仕方ないですな
精油を入れたらよく混ぜます。
これで完成です!
フタをして、固まるまで待ちましょうね。

まとめ

シアバターは保存性がいいので、基材としてもとっても優秀です。
そこに混ぜ込むキャリアオイルも酸化しにくい物を使うことで、酸化安定性も損なうことなく長期間使うことができますね。
ただし、精油を混ぜ込む時には、その精油の劣化速度も考える必要がありますよ。例えば、柑橘系など酸化しやすい精油を使ったクリームは、やっぱり早めに使いきることが大切です。
そして、後日『あっ!そうだ。あの精油も追加しよう』と、完成したクリームを再度温めると、以前に入れた精油が蒸散してしまうし💦残った精油も、熱で劣化(酸化)が進むし💦……やめましょうね。

めんどくさいと思っちゃうけれど、少量ずつこまめに作って使い切りましょう(^^)/

それから、今回作ったクリームはシアバターそのものより更に温度注意です。
バックに入れて持ち歩くと、気温やら暖房やらでとんでもない大惨事が起こるかも
おうち使いが無難かもしれませんね。

硬さや塗り心地の好みもそれぞれだと思います。分量やキャリアオイルを変えながら、いろいろ試してみてくださいね~!(^^)!

おわり

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