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マスクにペパーミント! これ本当に涼しいのか? 【精油の使い方】

夏になり暑さが厳しくなってくると、マスク着用はストレスでしかなくなりますよね。
蒸れるし💦暑いし💦苦しいし💦何といっても熱中症の心配が増します。

巷では夏用の涼しいマスクなるものがお目見えして飛ぶように売れているみたいですね。
そんな中『ペパーミント精油やハッカ油を使って涼しいマスクを作ろう』などという記事も見かけるようになりました。

さて?これって本当に涼しいのか?
今日はこの辺のお話をしようと思います。

ペパーミント精油の成分特性

ペパーミント精油は、お肌のデオドラントをはじめとして、肩こり、腰痛など筋肉に関わる不調、精神疲労、アレルギー性鼻炎などなど広範囲で使われています。

ペパーミントの主成分はl-メントールで、全体の50%~60%程度を占めます。(ハッカ油には65%~85%程度)
このl-メントールは抗菌、抗真菌、抗ウイルス、抗ヒスタミン、鎮痛、筋肉弛緩、冷感などの作用が確認されています。

このl-メントールの作用の中で今回注目するのが冷感作用です。

l-メントールの冷感作用

この冷感作用というのが誤解しやすい作用なんです(-_-;)
『冷たく感じる』のであって『温度が下がる』訳ではないのです!

私たちの皮膚や口内などには温度を感じる受容体(センサーみたいなもの)があります。この受容体が感じ取った刺激は脳に伝達されます。そして熱い!とか冷たい!という感覚が生まれるのですね。
この受容体は温度帯によっていくつかの種類があります。その中の冷たさを感知する受容体のひとつが、l-メントールの刺激でも活性化することが解っています。
つまり、l-メントールがその受容体を刺激することで、感覚神経が『冷たっ!』と錯覚するということですね。

例えば、ミントの入ったキャンディーをなめていると口の中がスースーして冷えた感じがしますよね。でもこれは冷えた感じがするのであって、温度が下がっている訳ではないのですわ(^-^;
クールタイプの入浴剤にはl-メントールが入っています。これを使うと、湯上りにスーッとした清涼感があって気持ちいいですよね。これが本当に体を冷やしちゃったら、筋肉も血管も収縮して💦肩こりも腰痛も悪化しますな(-_-;)

ちなみにこの受容体はローズマリーなどに含まれる1.8シネオールスペアミントなどに含まれるl-カルボンなどにも反応しますが、l-メントールほどの冷感は生まれないそうです。

マスクにペパーミントを使う危険性

前項でお話しした通り、ペパーミントで温度を下げることはできません。
でも、清涼感や冷感が得られるので、不快感は軽減するかもしれませんね。
この清涼感が曲者です
本当は暑いのに涼しく感じるってことですよね。
これは熱中症を予防するという観点から見れば危険行為でしょう(-_-;)

不快感だけ軽減して体温はそのままってことは……ヤバいですよね💦
それから、l-メントールは濃度によって冷温感が変化します。
低濃度 → 冷感
高濃度 → 灼熱感
という違いが現れます。少しなら冷たく感じるが、大量だとヒリヒリとした熱感を感じるという訳です。
ちなみに灼熱感は別の受容体による反応です。

さまざまな研究機関がデータ分析をした結果を発表していますが、l-メントールの含有率が8%までは冷涼感、それを超えると灼熱感を感じることが多いとしています。
また、皮膚感作(皮膚刺激)は個人で違いがあり、低濃度でも反応が出る人もいるし、多少の高濃度でも反応が出ない人もいるということです。

また、ペパーミント精油にはケトン類であるメントンイソメントンが20%くらい含まれています。精油成分の中で最も気を付けなければならない成分のひとつです。
ケトン類は神経毒性がある成分で、睡眠障害、認知障害など中枢性の障害のほか、しびれ、難聴、自律神経障害など末梢性の障害を引き起こす可能性があります。
使用量や体調に考慮して使わなければなりませんね。

こういったことから、少なくともマスクに原液を垂らして使うのはやめた方がいいですね(‘ω’)ノ

マスク用スプレーを作る

さてさて、温度が下がる訳ではないけれど、危険性も理解した上でマスクを快適に使いたい!という場合はスプレーが便利です。
作り方をご紹介しましょう。

と、その前に禁忌事項を確認しておきますよ。
〇エタノール、ペパーミントは皮膚刺激があるので乳幼児には使わないでください。
〇妊婦、授乳中、てんかん患者、高血圧の方は体調や濃度に注意してください。

[用意するもの]
・消毒用エタノール  50ml
・ペパーミント精油  10滴(1%濃度の場合)
・耐アルコールスプレー容器

[作り方]
① 消毒用エタノールをスプレー容器に入れる。
② ①にペパーミント精油を入れる。
③ フタをしてよく振り混ぜたら完成。
[応用]
エタノールがない場合は精製水、これもない場合は水道水でも作れます。ただし、水の上に油(精油)が浮いた状態になるので、使う度によ~く振り混ぜましょう。

マスク用スプレーの使い方

このスプレーはマスク装着時ではなく、顔から外した状態で使います。
マスクの表側にシュッと吹きつけましょう。2プッシュ位で十分です。
使い捨てマスクの場合は、濡れるとフィルターが劣化するので、ビシャビシャになる程かけないようにしましょうね。
アルコールが蒸散するのを待ってから装着します。

このスプレーは消毒用エタノールで作っているので、マスクの除菌用としても使えますよ。
ペパーミントの抗ウイルス作用もありますしね(^^)/
そして、ストレス緩和、精神疲労改善という作用もあるので、暑くてイライラしているときには効果があるかもしれませんね。

まとめ

マスクはウイルス感染拡大を防ぐのに欠かせないアイテムとなっていますよね。
ただでさえ息苦しいのに、これから夏本番考えただけでも倒れそうです(-_-;)

少しでも涼しくなる方法を取り入れたいのですが、なかなか難しいのが現状ですね。
ペパーミントも涼しくなるわけではないし…
それでも気分だけでもすっきりしたい場合はペパーミントやハッカを使うのも手です。
くれぐれも温度が下がるわけではないので、熱中症には気を付けましょう
特にお子さんやお年寄りなど、温度変化に気づきにくい方への利用は控えた方がいいと思います。

とにかく一番いいのは、人から離れた場所で一旦マスクを外して温度を下げるってことですよね。

今回作ったスプレーのペパーミント濃度は1%でしたよね。
ペパーミント中のl-メントールが50%として計算すると、出来上がった溶液中のl-メントール濃度は0.5%ということになります。
この濃度は『もしかしたら皮膚刺激を感じる人がいるかもしれない』という濃度です。
また、ケトン類の神経毒性も問題なので、なるべく低濃度で作る方がいいですね。

もうちょっと強い清涼感が欲しい場合はペパーミント濃度を上げてもOKですが、2%位までがおすすめです。
1%濃度でも目がスースーしますよ

ハッカ油も同様に使えますがl-メントールや神経毒性があるケトン類がペパーミントより多く含まれていることが多いです。
使用濃度には十分注意してくださいね。

ということで、ペパーミントを使うと爽快感は得られるけれど温度は下がらない!というお話でした。

それではまた(^.^)/~~~

おわり

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