精油を選ぶ

次に精油を選びます。保湿、シワ予防、たるみ予防が主な目的です。
この辺りを頭に置いて考えます。

今回は、以下の4種の中から組み合わせて使うことにしましょうか。

○ネロリ
○パルマローザ
○クラリセージ
○フランキンセンス

ネロリは、お肌の老化防止や美肌作りに向いている精油です。高価ですが💦
含有成分のネロリドールにはエストロゲン様作用があります。これは女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをするという意味です。
エストロゲンは、傷ついた皮膚に対して治癒促進効果があると知られています。紫外線を浴びると真皮の組織や細胞が破壊されて、それが原因でシワやたるみが発生します。真皮繊維芽細胞のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の産生を促進してくれる成分のひとつがエストロゲンです。
ゲラニオールには皮膚弾力回復作用、皮膚細胞活性作用、収れん作用、抗がん作用などがあり、回復力の低下したお肌に力を貸してくれます。
ネロールには皮膚弾力回復作用があります。
また、酢酸リナリルやリナロールは鎮静の成分です。そしてリモネンは体内時計をリセットする働きを示します。交感神経と副交感神経の働きを整えて安眠へ導くのによいでしょう。深い眠りが成長ホルモンの分泌には大切でしたよね(^^)v
その他にも収れん作用、細胞再生促進作用、抗がん作用など、日焼け肌だけでなく年齢と共に再生の力が低下してきたお肌のケアにも本領発揮してくれるでしょう。
＊エストロゲン様作用があるので、妊娠中は使用できません。また、女性ホルモンの関わる病気の方は使用しないでください。

パルマローザも、お肌の老化防止や美肌作りによく使われる精油です。これはお手頃価格です。
主要成分のゲラニオールには皮膚弾力回復作用、皮膚細胞活性作用、収れん作用、抗がん作用などがあり、回復力の低下したお肌に力を貸してくれます。
紫外線はＤＮＡを破壊することもあります。ゲラニオールの抗がん作用はさまざまな機関で研究されており、がん細胞の増殖抑制力が強いことが確かめられています。日焼けを繰り返したお肌の日常的なケアに取り入れるといいですね。
その他にも、血行を促進したり、お肌の水分と皮脂のバランスを整える働きをするので、傷ついたお肌の修復をする期間には役立つでしょう。
ゲラニオールや酢酸ゲラニルなどはローズ精油の特徴的な香りを構成している成分なので、この精油もローズに似た香りです。”さっぱり系ローズ”といったところでしょうか

クラリセージは、ホルモンバランスとリラックスの精油です。
酢酸リナリルとリナロールで75％程を占めており、鎮痛作用、鎮静作用、抗炎症作用に優れています。交感神経を緩めてリラックスするのにとてもよい成分です。
この精油の特徴成分であるスクラレオールはエストロゲン様作用を示します。免疫力を高めるはたらきもあります。
皮膚弾力回復作用、収れん作用、抗がん作用もあり、シワやたるみ予防に役立ちますね。
＊エストロゲン様作用があるので、妊娠中は使用できません。また、女性ホルモンの関わる病気の方は使用しないでください。
＊鎮静作用が非常に強いので、車の運転など危険を伴う作業の前には使用しないようにしましょう。
＊飲酒して使うと悪酔いをする場合があります。

フランキンセンスは、血行を良くして細胞を活性化させるので、傷の修復や細胞の再生に役立ちます。肌を柔らかくする作用、肌を引き締める作用があり、シワ、たるみ、皮膚がん予防にも向いています。体内時計のリセットをしてくれるので、生活リズムを正して細胞再生を促すのによい効果があります。
自律神経調整作用も優秀なので、リラックスして質のよい眠りを取る助けにもなります。

今回この4種類を選んだ理由は…

• お肌を生き返らせて美しく保ちたいときに選ぶのはネロリ！ダントツ1位…だと思いますよ(^^;
  ネロリドールとネロールの作用は、お肌に使わなくてドコに使うの！という成分です。
• ゲラニオールの効果を得るならパルマローザ！含有量が80～85％と飛び抜けています。ちなみにネロリの含有量は2～2.5％程度です。
• オールマイティーなのはクラリセージ！女性ホルモンの乱れによる不調にもいいしね。
  深い眠りの中で成長ホルモンを分泌して真皮繊維芽細胞を生成　→　エストロゲン様作用で細胞を活性化　→　ヒアルロン酸などを増産！
  こりゃいい精油だわ(^^♪
• 体内時計を正常化して細胞再生を促すならフランキンセンス！
  ターンオーバーを正常にして古い角質を除去するのにもいいですね。

といった考えです。

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