~ The Diary of Fairy~

マスクを除菌して再利用する方法 【精油の使い方】

最初に申し上げておきます!
使い捨てのマスクは本来『使い捨て』なのです。
しかし、マスクの購入が困難で使いまわしをするしか方法がない時は工夫するしかないですよね。
今日お伝えするのは、そんな緊急事態の対応方法です。

まず最初に、使い捨てマスクの基本的な使い方をおさらいしましょう。

①ノーズフィッターを曲げて顔に密着させる
②プリーツを伸ばして顎まで覆う
③マスクに触らない
④2時間を目途に新しいものに交換する

この辺りが最も基本的な使用方法でしょう。
そして案外に守られていないのが③と④ですね。

③についてですが、マスクは細菌やウイルスが体内に侵入しないように使っているものですよね。表面にはそういったものが付いている可能性があります。
そこを手で触る→その手であちこちを触る→身の周りが汚染💦
これはまずいですよね(-_-;)
1回つけたら、絶対に触ってはいけません。
外すときには耳にかけたゴム部分を持って、ビニール袋などに密閉して捨てるのが基本です。

④については、知らない方が多い注意点です。
私たちがドラックストアなどで購入するマスクはフィルターの役目を持っていて雑菌や花粉などが体内に侵入するのを防いでくれます。
このフィルターは遮断率検査を受けて、その結果を表示しているマスクもありますね。その表示があるか?といった部分もマスクを選ぶ基準となります。
PFE・BFE・VFE99%カットフィルター採用などの表示がそれです。
ウイルス対策にはPFE99%カットフィルターが良いとされていますが…実はこれだけで安心はできないのです。

PFE検査というのは、0.1㎛のセラミック粒子を遮断する性能検査です。
ウイルス粒子は0.08~0.12㎛と言われています。
ということは?通過しちゃうのもあるってことですよね💦

実際にマスクを使っている状況を想像してシミュレーションしてみましょう。
会話をしている相手が保菌者だったとしますね。その人の口から菌が飛び散ります。
その菌は唾液と一緒に飛んできてマスク表面に付着します。この段階では菌が濡れている状態なので付着したままです。
やがて唾液が乾いて菌が単体になります。そしてこの菌がマスクの遮断性能より小さなウイルスだった場合は、体内に侵入してしまう可能性があるということです!

こういった事を防ぐために、2時間を目安に新しいものと交換した方がよいとされているのですね。

このようなことから、『正しく使わないとかえって罹患の可能性を高めてしまう』と言われているのです。

ここまでは分かった
でもマスクが買えないのよ💦となる方も多いでしょう。
そこで今日は、使い捨てマスクを殺菌して再利用する方法をご紹介します。

使い捨てマスクの消毒方法

まず始めに手指の消毒をしてからマスクを外します。
このときにマスク本体には触れないようにして紐部分を持ちましょう。
プリーツは開いたままの方がいいです。
そしたら、消毒用エタノールをスプレーします。表裏両方の全体にかかるように行ってください。ビシャビシャになる程やる必要はありません。
消毒用エタノールをかけたマスクを密閉できる袋に入れます。このときプリーツは折りたたんだ方が型崩れしなくていいですね。
口を閉じたらそのまま24時間程度置いておきます。
使う時には消毒した手で取り出して、アルコールが蒸散するのを待ってから装着しましょうね。

多くのウイルスは70wt%のエタノールをかけると15秒程度で死滅するそうです。
*ノロウイルスは表面構造が違うのでエタノールや界面活性剤で死滅させることは困難です。
スプレーは霧状にかかりますよね。即ちかかっていない部分もあるということです。密閉袋に入れて置いておくことで全体に行き渡りウイルスが残ってしまうリスクを下げることができるのです。
消毒用エタノールにドボッと浸ければ確実なのですが、マスクのフィルターは濡れると劣化するそうです💦せっかく消毒してもフィルターがダメになったんじゃ役に立ちませんよね。
ということは?水洗いするなんて事もダメですわな…
スプレーするときも掛けすぎない様に注意しましょう(^^ゞ

布マスクの消毒方法

布マスクの場合は洗濯できるので、わざわざ消毒用エタノールを使う必要はありません。しかも布やガーゼが何層にも重なっているので、表面にエタノールをかけても全体に行き渡るかわかりませんよね。危険なのでやめましょう(ーー;)

コロナウイルスやインフルエンザウイルスは表面が脂質の膜のような構造になっています。この膜を壊せば死滅させることができるのですね。
それに有効なのがエタノール界面活性剤です。

感染を防止するためにまず石鹸やハンドソープなどで手を洗いますよね。これがしっかり出来ていればエタノールでの消毒は必要ないと言われています。
ということで、布マスクも脂汚れを分解する台所用洗剤や洗濯用洗剤でしっかり洗えば大丈夫ということです。
それでも心配な場合は…
○80℃以上のお湯で10分間煮沸する
○マスクにたっぷりと熱湯をかけて、そこへ洗剤を入れて浸け置きする
などの方法を取り入れてみましょう。

ティートゥリー精油を使う

ティートゥリーは抗菌、抗ウイルス作用が強い精油です。細菌やウイルスを不活性化するということが分かっています。
そして、お肌に優しい精油のひとつです。

飛沫によってウイルスがマスクにくっついたとします。この段階ではウイルスが唾液で濡れているのでマスク表面に張り付いていますよね。
やがて乾燥してウイルス単体になると、フィルターを通過して体内へ入って来る可能性があります。
このときマスク表面にティートゥリーがかけてあると、くっついたウイルスを不活性化してくれます。不活性化したウイルスが体内に入っても増殖することはありません。
これはあくまでも感染リスクを下げる方法で、確実ということではありませんが少しでも危険度が下がるなら取り入れたいですよね。

使い方は簡単です。
マスクにかける消毒用エタノールに全体の2~3%濃度のティートゥリーを加えるだけです。
消毒用エタノール100mlに対して2~3mlのティートゥリーを入れるということになります。
正確には消毒用エタノールは98~97mlですね💦そこまで厳密じゃなくてOKです。

ただし、精油は揮発性成分なので長時間マスクに留まってはくれません。
あるマスクメーカーさんが
『マスクにくっついたウイルスが乾燥してフィルターをすり抜ける危険性を回避するために2時間を目安に新しいマスクに交換しましょう。』
と言っていますが、なかなか2時間で新しいマスクに交換することはできませんよね。そこで、この時間を目安にティートゥリー入り消毒用エタノールをスプレーしましょう。
表面にくっついたウイルス退治もできますよね。そしてティートゥリーが表面に留まっているのでマスクの効果を高めてくれます。

マスクを外す時は自分の車の中など、安全な場所を選んでくださいね。

さて、消毒用エタノールがない場合ですが、この場合は5%濃度のティートゥリー水を使いましょう。
グリセリン5mlにティートゥリー5mlを加えてよく混ぜたら精製水90mlを入れます。
グリセリンはアルコールの一種で水と油(精油を)混ぜ合わせてくれます。
精製水もないという時は水道水を使いましょうか。洗顔も入浴も水道水ですもんね。
エタノール消毒は出来ませんが、ティートゥリーの効果は望めます。これの利点はエタノールが入っていないので、最悪人混みの中でもマスクを外さずにスプレーできますよ(*^^)v
グリセリンは保湿成分なのでお肌にかかっても大丈夫です。あっ!眼は閉じて行ってくださいね。

まとめ

マスクも消毒用エタノールも精製水も入手困難💦
使い捨てマスクを再利用しなければならない日が来るとか想像していましたか?
この物資不足の中でできる限りの対策を行っていく必要があります。

使い捨てマスクがないなら布マスク!
消毒用アルコールがないならティートゥリー!
代替にはならなくても効果はあります。

感染予防に絶対はありません。でも小さな防御を積み重ねるとリスクは下がります。
とにかく手洗い&うがいをしっかり行って、その上で出来ることを良く考えて生活しましょうね。

お花見はできなかったけれど暑気払いはできるかな?(…無理か

ドラックストアにマスクが山積みになる日を楽しみに頑張りましょうね。

それではまた(^.^)/~~~

おわり

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