ハーブとして利用するカモミールは主に2種類あります。
ジャーマンカモミール(Matricaria recutita)とローマンカモミール(Chamaemelum nobile)です。
ジャーマンカモミールは1年草でこぼれ種からも良く発芽します。
ローマンカモミールは多年草なので、手間もかからず毎年咲いてくれます。
私はローマンカモミールを育てています。
「コンクリート壁が見えて殺風景な場所を隠す」という目的なので、
プランター植えになっています。
そしてそこは、道路と敷地の境目で西日しか当たらないコンクリート上という、
究極の悪条件地帯
さすがに真夏は弱ります。そのときはバサッと刈り込みをしていますよ。
弱り具合にもよりますが、長さを半分くらいにはしているかな‥
暑い暑いといってもこの辺ではそんなに続かないので、またすぐに元気になります。
寒さには非常に強いです。
この極寒地の真冬でも、緑色の部分があるまま越冬します。
そしてこぼれ種からの発芽がすごいです!
これはプランターの中です。こんなにたくさん育っちゃったら
という心配をよそにきちんと自然淘汰されて、適正な株数を保っていますよ
ローマン種は地面を這うように横に広がっていくので、近くに大株がある場合はあっという間に日陰になってしまいます。
前年の大株が枯れてしまった場合は空き地が広いので、小さな芽が競争して大きくなってくれます。
ということで、私は何もしていません。
あっ!春先に苦土石灰をパラパラと撒いているな…
あと木製プランターなので、ペンキ塗りしているな…
それだけですわ。
かれこれ5年か?…土の入れ替えもしていないし、そろそろ何かしなきゃいけないだろうね。
道路脇で育てているので、こぼれ種でどんどん広がっていくということはありませんが、
そこはカモミール!さすがです!すごい所から顔を出していますよ
こんな場所に根を張って毎年花を咲かせてるってすごいですよね。
コンクリートとかマンホールの蓋って真夏には何℃になるの?枯れないよ?
肥料がどーだ、酸性度がどーだ、何にも関係ないから
元々ハーブは野草だからね。自然に育つのが当然か…
ローマンカモミールも全く手のかからない育てやすいハーブです。
唯一特記するとしたらアブラムシです。これが発生するとものすごいことになります。
表現すると気持ち悪いので書きませんが、日々気にかけて見ていて、
1匹でも見つけたら速攻退治してくださいね。あっという間に増殖しちゃうからね
アブラムシには牛乳をかけろ!とか酢をかけろ!とかいろいろな方法ありますが、
殺虫剤ではないので、毎日根気よく戦う必要があります。
私は道路脇で育てているという性質上、口には入れないのであまりこだわってはいませんが、
植物成分由来の消毒スプレーというものもあります。
殺虫成分が入っているものに比べれば効果は低いですが、安全には換えられません。
自分が納得できる方法を探してみてくださいね。
ということで、育てるのはとっても簡単だけれど、アブラムシにはご用心!
というお話…じゃないな
そうそう!ローマンカモミールは生命力がすごいってお話でした
おわり
このプランターは、後日植え替えをしました。そのお話はこちらです。