ローレル(月桂樹)は耐寒温度が-9℃と寒さにも強く、どんどん横芽を出して大きく育つ、とても育てやすい木です。
しかし、-15℃を下回ることもある岡谷では、大手を振って地植えできるとは言い難いです。
そこで私は鉢植えで育てています。これをどうにか地植えに耐える株にしようと、7年前から鍛え続けていますよ。
この辺のお話しは別記事に書いています。興味のある方はそちらもどうぞ。
昨年の冬に枝が何本も枯れてしまったので、伐採か?と思うくらいの剪定をしました。
これは、昨年の冬越し後の姿です。
遠目で見ると元気そうですが、枝が何本も枯れています。
これは、枯れ枝を切り落とし、樹形を何とか整えた状態です。
1年前のこの剪定が功を奏したのか?新芽が続々と出てとても元気に育っています。
が!…ちょっと脇芽が多すぎ状態になりました。特に株の中心辺りがモサモサで、風通しが悪いです。
この状態を放置すると、蒸れによる病気や虫の心配が出てきますよね。
そこで、その対策として、軽く剪定をすることにしました。
今日はその様子をご紹介します。
剪定前と剪定後の比較
まず始めに、どのように剪定していくのか?が分かりやすい様に、剪定前と剪定後の姿をご覧ください。
剪定前の姿です。
一見、剪定しなくても大丈夫じゃない?って感じですね。
剪定前の株元です。新芽が大量に出たので混みこみです。今回の剪定は、ここを中心に行います。
剪定後の姿です。
どこも変化なし?というくらい樹形に影響は出ていません。
剪定後の株元です。
すっきりしましたね。これで蒸れの心配もなくなったでしょう(^^)v
剪定の様子
風通しが悪くなりやすい場所は、株の中心です。その中でも株元はすっきりさせた方がいいですね。
まずは、株の内側(植木鉢の中心方向)へ向かっている枝を切っていきます。
しかし、こんな真横へ伸びて行くと、今後の置き場所にも困るので切ります!
背丈を大きくしたい場合は、枝先の横目を減らした方がいいですね。
逆に、背丈を制限したい場合は、先端を切って止めましょう!
『今年新芽を出して伸びていて、長さが10cm以上確保できる枝』です(^^♪
黄緑色で、薄い葉っぱが付いている所が、今年伸びている枝先です。
これが今回切った枝です。小さな枝も含めて全部で35本でした。
この枝を使って挿し木もできますね。
まとめ
今回は株の中心の蒸れを防ぐという目的の剪定を行いました。主に株元の小さな枝を切ったので、パッと見には大差ないですね。だけど、風通しはとっても良くなりました。
今後も気になる枝は随時切っていきますよ。
もっと大きな木になれば、収穫を目的とした剪定もできます。枝ごとバッサリ切って大量収穫!…鉢植えじゃあ無理かな(._.)
もちろん、今回切り落とした枝についている葉っぱはれっきとした収穫ですね。ただし、黄緑色の新しい葉っぱは、品質がいいとは言えません。乾燥させてもクシャクシャになって枯葉みたいな香りです。やはり使うのなら、濃い緑色をした昨年までの葉っぱがいいでしょう
ローレルの軽い剪定は、真冬意外ならいつでもできます。根っこをいじられるのは大嫌いですが、剪定にはとても強いです。
強剪定をする場合は真夏も避けた方が無難です。この季節は毎日のようにたっぷりのお水をあげますよね。そして土の中の温度もグングン上がります。葉っぱが減って葉っぱからの水分蒸散が減ると、根っこ周りの水分が滞留したままになります。高温で水浸しの根っこは腐ってしまうことがありますよ。
5年前になりますか…気づいたらカイガラムシだらけになっちゃっていたことがありました。
その時は、割りばしで1匹1匹…うわぁ~思い出した!!
こんなことにならないように、よーく観察しながら育てましょうね。
と、ここで休憩がてら、剪定したローレルを見に行ったら、アリが幹を登ってるぞ!
これは不吉な予感が…
出たぁーーーっ!カイガラムシ!!
ざっと見ただけで4匹です!もっといると思います。これを書き終わったら退治に向かいます(>_<)
アリが立ち止まっている場所には何かあり!アリの観察は大切です。
アブラムシを見つけるのにもアリ探しは有効です。
ということで、退治に行ってきます!
それではまた
おわり
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