ぐんぐん成長していたホワイトセージが「最近芽が伸びないなぁ」
と感じたら、鉢裏を見てみましょう。
水切り穴から根っこが飛び出していませんか?
こうなったら植え替えの時期です。
一回り大きな鉢を用意して、成長によい環境を作ってあげましょう!
それでは始めますよ!
今回は超初心者にもできる、細か~い解説です。
用意するもの
・一回り大きな植木鉢
・観葉植物の培養土など
・砂
・苦土石灰
・鉢底石
・鉢底ネット
・スコップ
新しい培養土の準備をする
ジメジメを嫌うので、他のハーブの培養土より砂を多めに混ぜますよ。
観葉植物の培養土6:赤玉土2:砂2 の割合で用意します。
そこへ、土1㍑当たり5g程度の苦土石灰を加えます。
苦土石灰は土壌をアルカリに傾けるために用いますが、同時にカルシウムとマグネシウムを補給にもなり、植物の成長を助けます。
今回用意した鉢は8号です。鉢底石と根っこ部分の容積を考えると、新しい土は3リットル程度必要です。
新しい鉢の準備
私が今回使う鉢は、写真のような鉢底です。このような場合はネットは必要ありません。
鉢底石を入れる
これは、鉢底に水が溜まって根腐れを起こさないようにする大切なものです。また、地面から害虫が入ってきて住みつかないようにする目的もあります。
私は「鉢底石」よりリーズナブルな「軽石」を使っていますよ。
ラベンダーなど荒地を好むハーブの培養土にも混ぜられるし便利です!
土を入れる
最初は鉢の1/3位の所まで入れておきましょう。
根っこ周りの掃除
古い土と腐った根っこを丁寧に落としていきます。
手でほぐれる程度の場合は崩しすぎない様に注意し、元の1/3はそのまま残しましょう。
逆にカチカチになっている場合は、棒などを使って、通気性が良くなるように丁寧にほぐします。
ホワイトセージの根っこはデリケートです。くれぐれもいじめすぎないようにね!
植え込み
その境の部分を利き腕と反対の手でつまみましょう。
鉢の淵から2cm程度は水だまりとして土を入れないので、そのことも考慮して、木の配置を決めます。
木をつまんでいる部分を基準として、スコップで土を入れていきます。
土の量を調整する
このとき、土が沈み込んでしまったら、土を足しましょうね。はい。これで完成です。
ホワイトセージも疲れているので、1週間程度は直射日光の当たらない涼しい場所で管理しましょう。
まとめ
植え替えはめんどくさそうですが、やってみれば簡単ですね。
大切なハーブを元気いっぱいに育てるには大切なことなので、1~2年に1回は植え替えましょう。
植え替えの時期は、基本的に芽が伸びている時期ならいつでもOK。
春の場合はある程度根っこを崩しても大丈夫です。
根っこをいじる場合は、あらかじめ枝葉を減らしておくと安心ですね。
今ある根っこは、今ある枝葉を維持するのに必要な量です。
すなわち、根っこの量が減ると、維持できる枝葉も減るということになります。
維持することができなくなると、枝枯れを起こしますよ!
夏の場合は植え替えたら10日位は日の当たらない場所で管理しますよ。
あっ!これは寒冷地ならではです。暖かい地方では夏の植え替えNGです。
秋の場合は、あまり根っこをいじらない方がいいです。
冬までに体力が戻らないからね
そうそう!植え替えは『一回り大きな鉢』というのがミソです!
「何回も植え替えるのは面倒だから巨大な鉢に植えちゃお」ってやると枯れます!
まず1つは、根っこは障害物(この場合は鉢の壁)に当たると良く伸びるんですって!
もう1つは根っこの量に対して土の量が多すぎると、過湿になりやすく、その結果根っこが腐っちゃうのです。
何でも適度が大切!
大雑把はいいけれど、ポイントは押さえて楽しくやりましょうね 。
おわり
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