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  •  〈Updated 2019.09.1〉  

ホワイトセージの枝を増やすために摘芯をする 【寒冷地のハーブ栽培】

冬の間、室内で寒さを凌いでいたホワイトセージも、3月頃から新しい葉っぱをどんどん伸ばし始めます。
そのまま育てると、枝がどんどん伸びて樹高は高くなりますが、枝数は増えません。
葉っぱを利用するという目的がある場合は、枝数が多い方がたくさん収穫できますよね。
ということで、枝の本数を増やすお手入れをしましょう!

植物は、伸びているてっぺんが何らかの原因で欠損すると、脇芽を出して生き残る算段をします。
その性質を利用して育てることで、こんもり茂らせたり、枝数を増やすことができます。
そのお手入れ方法が、剪定(せんてい)摘芯(てきしん)です。

今日は、冒頭の写真のホワイトセージの摘芯をします。
この木は、冬の間に少し元気がなくなってしまい、葉っぱが落ち始めたので、1ヶ月前に剪定しました。
元気がなくなる原因はさまざまですが、現状では全体の葉っぱを維持できなくなっているということなので、少し樹形を小さくすることにしました。
樹形を小さくすることで元気を取り戻すこともあります。枝を切ることが刺激になって、新しい芽が出てくることもあります。
しばらく様子を見て、復活の兆しが見られない場合は、剪定してみるのも良い方法ですね。

剪定したこの木は、すぐに新しい芽を出し始めて元気を取り戻してくれました。
氷点下にならなくなる4月中旬にはお庭へ移動するので、そろそろ枝の本数を増やす準備をすることにしましたよ。

今日は、この木の摘芯の様子をご紹介しますね。

摘芯する場所を見極める

まずは、摘芯するときの大前提を確認しておきましょう。
葉っぱが茎にくっついている場所がです。新しい芽は節からしか出てきません。
摘芯するときは、1本の枝につき必ず1個以上の節を残す必要があります
摘芯すると、その場所から幹側の葉っぱ付け根から新しい芽が出てきますよ。葉っぱは1対2枚なので、芽も2つ出てきます。その結果、1本の枝が2本に増えるということですね。
1ヶ月前に剪定した跡が中央下に見えるでしょうか?
その辺りから、新しい枝がぐんぐんと伸びましたね。
通常、枝数を増やそうとしている期間はこんなに伸びる前に摘芯をします。
今回は木が弱っていたので、ストレスになるようなことは避けて、様子をみていました。
なかなか成長できなくて、それでも葉っぱを次々と出していた枝は、節と節がとても近くにあります。
その枝を剪定するとこんな感じになります。
あちこちから芽が出ていますね。たくさん出ていますが、てっぺん近くの枝が成長を続けて、下の小さな芽はやがて淘汰されることが多いです。
今回は、この小さな芽のことは考えなくてもいいでしょう。
私が持っているこの枝は、木の中心から伸びてきています。
根元近くにも葉っぱが出ている節があるので、その付近で摘芯することもできますが、木の中心は混み合っていて風通しや日当たりがよくありません。結局成長できない場合が多いので、樹形の外側に出てきた辺りで摘芯するといいですね。丁度持っている辺りかな。
または、中心部が混み合いすぎている場合は、この枝自体を生え際から切ってしまうのも手ですよ。

摘芯をする

茎の根元から見てきて、節がどこにあるかを確認します。基本的には1つの節が残ればいいので、この枝は今つまんでいる場所で摘芯することにしましょう。
茎と葉っぱの間から、すでに新しい芽が出始めているので、すぐに成長してくれるでしょう!
右隣の同じような枝も同様に摘芯します。
摘芯では伸びている枝先を切り落とすので、茎は柔らかいです。
手でつまんでプチッっとちぎることができます!
もちろんハサミを使う方が丁寧ですけれどね
この枝の最初の節は剪定した場所のすぐ近くにあります。他の節からも芽が伸びていて混み合っているので、2つ目の節の上で摘芯することにしましょう。
この枝は摘芯する場所に悩みます。
持っている場所から右へ2番目の節から切ると近所が混み合っていますね。しかし…
すくすく伸びるとこの枝のように節と節の間が長くなります。やがて木化するような立派な枝になったとしても、この間延びは変わりません。
この間延びした枝を残すのか?混み合った激戦区で戦わせるのか?
悩んだ末に激戦区を選択しました。
今回のように摘芯で摘み取った葉っぱ達は、乾燥してもスマッシングにはあまり使えませんよ。
葉っぱが薄いので、すぐにボワっと燃えてしまいますし、なにより香りが良くありません。
ただの落ち葉の野焼きみたいな
収穫は、枝数が増えて立派な葉っぱが育つまで待ちましょうね。

樹形を見ながらそれぞれの枝を摘芯したら、今回のお手入れは終了です。
あまり貧相な姿にならずに摘芯できてよかったです。

まとめ

今回は、剪定してから2~3節伸びた枝を摘芯しました。

枝の本数を最大限に増やすには、葉っぱが付いたらその上で摘芯して、また葉っぱが付いたらその上で摘芯…と、これを繰り返すのが良さげですが、そんな計算通りにはいきません。
混み合った場所では成長できない枝も出てきて、結局枝数が増えないということにもなります。
近所の枝の様子を見ながら、成長できるかを予測して摘芯することになりますね。
特に木の中心部は、日当たりも風通しもよくないので、成長しにくいエリアだということは頭に入れておきましょう。

私が間延びした枝を残さずに激戦区で戦わせるという選択をした理由は、間延びしたことで樹形が崩れて、それがイヤで結局枝ごと切るという今後の姿が見え見えだからなのですわ
それだったら、切っちゃお!ってな訳です。

今回摘芯した所の下部からは新しい芽が出て来て育つでしょう。
出てきた枝をまた摘芯すれば、更に本数も増えます。樹形を作りたい場合は摘芯を繰り返せばいいですね。
ただ…ぐんぐん成長するのはお盆位までなので、収穫という目的がある場合は、摘芯をやめるタイミングも大切です。
6月中旬には成長を見守る体制になった方がいいと思いますよ。

ホワイトセージは適時剪定をして育てる木ですので、そんなに悩まなくてもいいと思います。
散々悩んでも、夏に収穫するときはまた切るしね
節を残すということだけは忘れずにね。

おわり

≪関連記事≫

ホワイトセージの育て方やお手入れのあれこれ 【総集編】


ホワイトセージの基本的な育て方から剪定、摘芯、植え替えなどのお手入れ方法を書いた記事をまとめたページです。根腐れや水切れなどで失敗した話もご紹介しています。

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