ローレル(月桂樹)は耐寒性も強く(-9℃程度)グングン成長する育てやすい樹木だと言われています。
しかし、私の住んでいる信州では、-15℃を下回ることもあり、地植えは危険なので鉢植えで育てています。そして成長速度もゆっくりですね(^^;
何かの拍子に枯れてしまうこともあるか?💦と挿し木で増やしていますよ。
2年半前に挿し木をして育てているローレルの樹形が大きくなったので、植え替えをすることにしました。
今日はその手順と様子をご紹介します。
準備するもの
- 一回り大きな植木鉢
- 培養土
- 鉢底石
- スコップなど
植え替え手順
今回用意したのは…
赤玉土(中玉)1:腐葉土1
です。
ローレルは根っこの周りがジメジメするのを嫌います。一方で水を良く吸って成長する植物でもあります。水はけが良いだけの培養土では水不足や水切れを起こすので、注意が必要ですね。
そこで赤玉土を使います。保水力があって通気性がよいので根腐れ対策に向いています。
また、有機質が豊富だと良く成長するので、腐葉土を使います。肥沃で通気性と保水性のよい土を作るのに向いています。
鉢底石は、鉢底に水が滞留するのを防ぐ大切なものなので省かないでくださいね。
ローレルは根っこをいじられるのが大嫌いです。取り出した根っこ周りの土が崩れないように注意して行いましょう。
この作業は、次の作業と同時に行う感じになりますよ。
植木鉢の淵から2~3cmは水溜まりとして土を入れずに開けておく必要があるので、その高さを考えて、下に入れた培養土を増減しましょう。
丁度良い高さになったら、木を支えながら、周囲にも培養土を入れていきます。
たっぷりの水をあげて、1週間程度は直射日光がガンガン当たらない半日陰などに置いておきましょうね。
まとめ
ローレルの植え替えで一番気を付けなければならないのが根っこを傷つけないことでしょう。
植え替えといえば、古い土と傷んだ根っこを取り除いて新しい土に植えるというのが普通だと思いますが、ローレルの場合はそれをやると弱ってしまい、最悪は枯れてしまいます。ここは注意しましょうね。
今回私は、地上部がずいぶん育ったので根っこも混み混みになっているだろう!と思っていたのですが、そうでもありませんでした。
こういう場合は、また元の植木鉢に戻して来春にでも植え替えればいいような気がするのですが、何しろ極力根っこへの負荷をかけたくないので、出しちゃった以上は植え替えた方がいいと判断しました。
また、植え替えるときは一回り大きな鉢へ!というのが常識です。これは大きすぎる植木鉢に植えると、根っこの量に対して土が多すぎることになり、鉢内が過湿になりがちで、根腐れの原因になるからですね。
でも、ローレルはなるべく植え替えの回数を減らしたいですよね。なにしろ根っこがデリケートなのでね(ーー;)
ということで、今回は二回りくらい大きな植木鉢に植え替えました。これには培養土選びが重要です。
ローレルは市販の培養土でも育てることができますが、保水力が高いので植え替えるときは一回り大きな鉢というのを守った方がいいでしょう。
今回使用した赤玉土と腐葉土のブレンドは、保水力もありますが通気性がいいので過湿になりにくいという特徴があります。これを使うことでリスクを減らした管理ができるという訳です。
植物全般に言えることですが、植え替えの適期は春または秋です。寒い時期は活動量が低下しているのでそっとしておいた方がいいですし、酷暑の時期は余分なストレスを与えない方がいいです。
そして、寒冷地で秋の植え替えをする場合は、なるべく早い時期に済ませた方がいいですね。急激に気温が下がって植物の活動量も減ってきます。植え替え後に体力が戻らずに冬突入というのは避けたいものです(ーー;)
挿し木兄弟たちも植え替えが必要なので、急いで決行することにしますわ。
それではまた(^.^)/~~~
おわり
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