~ The Diary of Fairy~

発根促進剤「ルートン」を使って挿し木をする 【寒冷地のハーブ栽培】

大切に育てているハーブを挿し木で増やそう!と思うのは私だけではないと思います。
挿し穂を作って土に挿し、3日…5日…あれ?萎れて来た?…10日…うわーっ枯れた
こんな経験も私だけではないはず。

そもそも私は、培養土から間違っていたと気づいたのは数年前!
「根っこのない挿し木には栄養が必要だ!」とか何とか言って、
栄養たっぷり観葉植物の培養土などに挿していたわけです。

栄養のない赤玉土バーミキュライトなどを使わなきゃダメだったのね
もちろんルートンの存在も知らないし…

挿し木全滅とか、1本だけ辛うじて成功とか苦い経験を乗り越えて今日がある…わけではなくて、
培養土を変えて、ルートンを使うようになって、成功の確率がグーンと上がったのです。
じゃあ、どのくらいの確率?と聞かれても正確には分からないなぁ。
だけど、全滅しまくっていたホワイトセージの挿し木が、成功するようになりました。
私は十分恩恵を頂いていると思っていますよ。

今日はそのルートンを使った挿し木の方法を書きます。
(”ハゴロモジャスミンを挿し木で増やす”に書いた記事の一部を使っています。)

用意するもの

○挿し穂(増やしたいハーブの枝)
○植木鉢
○赤玉土(小~中粒)
○ルートン(発根促進剤)
○割りばし
○ハサミ

作業開始~~!

ハーブの挿し穂は上部に2~4枚の葉っぱを残し、下部の葉っぱを切り落とします。
挿した時に土中に葉っぱが入ると腐って雑菌が繁殖し、失敗の原因になりますよ。
成長している穂先を使うか、穂先じゃなくてもいいかは、ハーブの種類によって違うので、あらかじめ調べてくださいね。
茎の下部を斜めに切り落とします。
平らに切り落とした時より、切り口が大きくなるので発根しやすいとか…
実験していないので本当の所はわからないけれどね。
それから、手引書などには「鋭利なカミソリなどで切りましょう」と書いてありますが、私はいつもハサミ!
問題なくできている!…と思う
植木鉢に赤玉土を入れたら、たっぷりの水をかけて湿らせます。
そしたら、挿し穂を挿す場所に割りばしを使ってあらかじめ穴を開けますよ!
赤玉土を使う理由は、栄養のない土で挿し木した方が、「栄養くれ~~」と必死に根っこを伸ばすんですって。
それと、栄養がない分雑菌の繁殖も少ないのです。
また、赤玉土ではなくバーミキュライトを使う方もいますよ。
さあ!ここで登場するのが住友化学園芸さんの
「ルートン」!!
粉状の発根促進剤です。植物ホルモン剤で、発根と活着を助けてくれます。
ただし、メーカーさんの説明には「食用作物には使わないでください」と書かれています。注意してね!
先ほど斜めに切り落とした挿し穂の切り口を水で濡らして、ルートンを薄くつけます。
あくまでも薄くね!分厚く付くと窒息するのか?腐っちゃいました。←経験済み!
そしたら、割りばしで開けておいた穴にそっと差し込み、土を軽く押さえて倒れないように植え付けます。
はいっ!これで完了
あとは水をあげすぎない様に気を付けながら成長を待ちましょうね。
私は、赤玉土に植えてあるうちは室内で管理しています。突然の大雨で倒れたり予想外にお天気が良くなって乾燥したりが怖いからですね

まとめ

植物が育ってくれる季節が短い寒冷地にとっては、とても便利なお助けアイテムですね。
早く発根してもらって、冬が来る前に丈夫に育てましょう。

人間は努力をすれば報われる!
とは思いますが、
無駄な労力を払わずに成功することもある

仕事ならいざ知らず、楽しいはずの趣味でストレスを溜めないようにね!
使える手はどんどん使いましょう

おわり

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