サラダバーネット(Sanguisorba minor)は耐寒性多年草です。
この極寒の岡谷でも毎年元気に育ってくれます。
耐寒性のあるハーブの中でも、かなり強い方だと思いますよ。
1株枯れたことがあるのですが、これは雪が積もっていない寒い時に、
地面が凍み上がって根っこごと地上にゴロンと転がっていたのだよ!
ある意味冷害ではあるけれど、ちょっとした事故だね
地上部が完全に枯れているのは1月~2月位ですね。
少しポカポカするとひょっこり葉っぱを出すことがありますよ。
最初は苗を2株買ってきてハーブガーデンに植えました。現在はこぼれ種で増えて6株位が生育中です。
この1週間位前に芽を出し始めました。
若芽はどんどん摘み取って使っていますよ。
発芽さえすれば成長はとても早く、どんどん大きくなります。
冒頭の写真は今日(6月1日)の姿ですよ。
株の中心から何本かの茎が伸びていき、てっぺんに花を咲かせます。
そして、ここからが分かれ道です!
お花を楽しみたい場合 →→ このまま開花するのを待つ。
葉っぱを食用として使いたい場合 →→ 開花させない!!
ここは大きなポイントです。お花をガーデンの彩りとして楽しむ方もいるでしょう。
しかしこのハーブは食用として育てている方も多いと思います。
開花する前は横枝も出て収穫できる芽や葉っぱがありますが、開花すると、
いわゆる『とうが立った』状態になり、新しい葉っぱが出てこなくなります。
食用として育てる場合は、お花は咲く前に摘み取りましょうね
食用にするのは、薄緑色の若い葉っぱと開花していない蕾などです。
大きくなった葉っぱを食べちゃいけないって訳ではないけれど、硬くってマズいよ
こうやって葉っぱや蕾を摘み取ることにより、収穫期を伸ばすことができますが、
やはり徐々に新芽が出なくなります。今年の収穫は終わり……ではないですぞ!
手入れ!手入れ!
地上10cm位の所からバッサリと刈り込みますよ!
って!この写真ヘンな刈り込み?
これね、全部刈り込んじゃうと殺風景でしょ?
それに毎日のように使っているので、全部切っちゃうと困るのよね。
そこで、株の半分ずつを時期をずらして刈り込みしているのです。
私なりのベストな管理方法です
刈り込むと何日かで新しい葉っぱが出始めますよ
こうやって、新芽が出にくくなったら刈り込みで若返らせて…を繰り返せば、
雪で埋もれちゃうまではずーーっと使えます。
お花を楽しんだ後でも同じです。刈り込めばまた次のお花を楽しめます。
ちなみにサラダバーネットのお花はこんな感じです。
小さな粒々が1個のお花でそれが団子状に集まっているのです。
さて…このお花がかわいいか?どうかは人それぞれの感性ですな
ということで、花を楽しむにせよ、葉っぱを収穫するにせよ、
頃合いをみて刈り込むことで、冬になるまで楽しめます。
お手入れが重要ポイントですね。
面倒くさがらず、ちょいと手をかけてあげましょうね
おわり