ホワイトセージの耐寒温度は―5℃位なので、冬期は室内に取り込んで管理している方も多いでしょう。
私の場合は極寒地なので、11月下旬~4月上旬位はお部屋の中で育てています。
この冬季の室内管理は結構気を使いますよ。日照不足や根腐れなどで枯れてしまうこともしばしば💦『ほったらかしておいても大丈夫!』という植物ではないですね(ーー;)
そして厄介なのがうどんこ病です。カビの一種ですね。胞子(菌の種みたいなもの)が風に乗って飛んでいき、たどり着いた所でカビが繁殖するって訳です。
放置すると、やがて光合成ができなくなって枯れてしまうこともありますよ。
以前にこのうどんこ病について調べたことがあります。その時に知ったのは、気温が高くて乾燥すると発生するということでした。
あれ?私の場合大概冬場に発生しているよなぁ‥しかも土がジメジメして乾いてくれない時のような‥
ってな感じで、よく分かりませんでした。
その後、何回もうどんこ病にやられて再度調べ直しました。そしたら!ようやく理解です。ちょっと雑に調べすぎていたのですわ。
うどんこ病は…
- 胞子は冷涼(15~16℃)で多湿な夜間に放出される。
- 菌は気温が25℃位で乾燥した時期に増殖する。
- 昼夜の温度差が大きい時に繁殖しやすい。
- 過湿になると感染しやすい。
ということです。
気温が高くて乾燥すると発生するというのは、真夏以外の暖かくて乾燥している時期に、畑などで育てている作物への被害が拡大するという話だったんですね。
うどんこ病はカビなので、胞子で繁殖します。土の中などに生息していた菌が、涼しい夜にジメジメした環境を好んで胞子を放出するんですね。そして昼間が好みの気温だと、どんどん成長します。乾燥していると胞子も飛んでいくって訳です。
私のパターンを当てはめると…
水をあげる→日照不足でなかなか乾かない→夜間に室温が下がる→胞子が放出される→昼間は暖房で暖かくなる→菌が繁殖する→夜になる・・・
と💦完全にうどんこ病の思うつぼじゃないですか(>_<) 冬の間にばかり発生しているのも納得です。
これを知ってからいろいろ対策を練ろうとしたのですが、水をあげない訳にもいかないし、外に出す訳にもいかないしで、どうにもなりません。
仕方ないので早期発見&早期殺菌です。
と言いながらも早期発見できずに💦こうなりました。
ホワイトセージは元々が白い葉っぱなので、遠目に見ていると気づきませんが、粉をまぶしたような様子になります。
さて急いで殺菌しようと、いつもの殺菌殺虫剤を出して来たらほぼ空じゃん!ホームセンターでも売り切れで💦何日か経過したら、冒頭の写真みたいに大雪が積もったみたいな様子になっちゃいました。
さて、殺菌の方法ですが、うどんこ病の菌は酸やアルカリで死滅します。酢や重曹を薄めて吹き付けるのが簡単ですね。1回では根絶できないので、様子を見ながら1週間に1回位のペースで殺菌しましょう。
私は、気長に戦うのがめんどくさいので(^^;市販の殺菌剤を使っています。最近では『手袋をしてご利用ください』みたいな劇薬じゃなくても、効果が高いものもたくさんあります。
例えば、私が使っているのはこのような感じです。
化学殺虫剤ではなく食品の成分が有効成分です。
虫や菌を膜で包み込んで退治するそうです。
化学薬品の殺虫殺菌剤と比べるとやはり効果は穏やかですが、うどんこ病に対しては十分な効果が得られると思います。
冒頭の写真みたいに菌の層が厚くなってしまっている場合を除き、だいたい1回で殺菌できます。層が厚いと中まで薬剤が浸透しないので、日を改めて再度殺菌しましょう。
もちろん農薬成分を含んだ殺菌剤を使うのが一番早いのですが、収穫して使うことなどを考えると躊躇しますよね。
この許容範囲というのは人それぞれだと思うので、自分が納得できる範囲で戦ってくださいね(‘ω’)ノ
ということで、ホワイトセージは乾燥させるとうどんこ病になると聞いていたけれど実は湿気で増殖するということが分かったという私のマヌケなお話でした。
おわり
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