春になりポカポカなお庭ではいろいろな芽吹きが始まります。
ラベンダーを見ると、芽吹いている枝もありますが何だか枯れている?
と思う枝もあり…数日すると芽吹いてきたり
枯れているのか、芽吹きが遅れているのか見分けがつきませんよね。
ラベンダーは、いくら大切に育てていても突然枯れてしまうことがあります。
これはラベンダーの特質なので、あきらめるしかないのですが、
どうせ枯れてしまった枝なら早く切って、生き延びている枝の風通しを良くしたいと思いますよね。
まず、冒頭の写真は今朝のラベンダーです。ラバンディン系の品種です。
真正ラベンダーや富良野のラベンダーより花穂も樹形も大きくなるタイプですね。
これを使って説明していきます。
それでは始めますよ!
最初に、ドバーーっと水をかけます。
するとこんな姿になります。
はい…ここで完全に生きていて、発芽している枝が判明します。
緑色の葉っぱがついている枝ですね。すごく少ない
で、茶色い葉っぱが全てダメという訳ではなくて、発芽が遅れている枝もあるのです。
それを見分けるには10分位待ちましょう。
するとこのようになります。
少し水分がなくなると、生きている葉っぱは表面の産毛が水を払って白っぽく見えます。
一方で、少なくとも先端が枯れている枝の葉っぱは茶色いままです。
これで、切らなければならない枝が判別できます。
まずは、先端から少し切ってみて、切り口が茶色ければもう少し切って…と少しずつやってみましょう。
もし切り口の皮付近が緑色であれば、まだ生きている証拠です。
また、先端が完全に枯れていても幹の途中から芽が出ていることもあります。
こういう場合は、芽のギリギリまで剪定してしまわずに、枝を長めに残しておいてあげましょうね。
ギリギリまで切り落とすと、その芽も枯れちゃうことがありますよ。
そして私のラベンダーはこうなりました。
仕方がないとは分かっていますが、悲しい姿です。
岡谷では、この冬は非常に気温が下がり極寒の日が続きました。そして雪がすごく少なかった!
こういう冬は植物にとって辛い年です。お庭に積もった雪は、地中で頑張っている植物にとってはお布団のようなものです。ある程度の保温をしてくれるのです。
しかし、雪のお布団がないと、ガンガン冷える!そして耐えきれなくなり…
と寂しい事件につながるのです。
寒冷紗もしていますが、この場所は西側に道路があって、北風が思いっきり当たる場所なので、 毎年ダメになる枝があります。
ここには2本のラベンダーが植えてありましたが、1本がほぼ枯れてしまったので処分することになりました。
挿し木してから10年程経ちますので、お年寄りになっていたのも事実ですね。
苗木の予備もないし、仕方ないので新しく挿し木をして来年植えることにしますわ
さて、この場所!今年はどうしようかな‥
の前に切った枝の処分しなくっちゃ
みなさんも早めに水浴びさせてみてくださいね
おわり