~ The Diary of Fairy~

ボリジの種まきから開花までの成長記録 【寒冷地のハーブ栽培】

ボリジ(Borago officinalisは1年草で、春に種まきをして育てます。
4月頃から発芽を始めて、6月~9月頃、肌寒くなる季節まで次々とお花を楽しませてくれます。

私は一番最初は苗を購入して育てました。
次の年からはこぼれ種でどんどん発芽してくれるので、実は春先の種まきはやったことがないのです。
申し訳ない表題に『種まきから開花まで』とか書きましたが、前年のこぼれ種を放置したままなので…それが種まきってことになりますわ
時期は分かりますので、それも盛り込んで、ご紹介しますね。

成長記録

4月19日

今年一番最初に発芽したボリジです。
発芽して4~5日の姿ですね。
種まきをする場合は、4月になって霜柱が立たなくなってからで十分でしょう!
こぼれ種で発芽するくらいなので、「植える深さは?」とかあまり考えなくても大丈夫です。パラパラっと撒いて、表面の土と混ぜる位で十分ですね。
何だか葉っぱがデコボコしていますよね。これはアブラムシにエキスを吸われているんですって
毎年、発芽したとたんにこれなのよね。

5月17日

発芽から1ヶ月ほど経過しました。
新芽から若葉って感じの姿になりましたね。
この頃になるとアブラムシの被害はなくなってきます。
そして、2枚目の写真は、同じ花壇の別の場所から発芽したばかりの新芽です。
最初に発芽したものより1ヶ月も遅いですね。
何しろ大量の種があちこちに落ちているので、どこから出て来るのか分かりません。
日当たり加減とか、種の埋まっている深さとかいろいろ条件が違うんでしょうね。

6月上旬~

気温も高くなり、急激に大きくなり始めます。
背丈が30~40cmになると、中心に花芽が出てきますよ。

その後、花穂も徐々に伸びて、全体の背丈も50cmを超えてきます。
最初は1つに見えていた花穂ですが、伸びながらどんどん枝分かれしていきますよ。
これが順々に成長して咲いていくので、花期はとても長くなります。

そして開花です。この頃になると100cmを超える株もありますよ。
お花は花穂の下から順々に咲いていきます。

6月29日

今日の様子です。
中央奥が一番最初に発芽した場所で(文頭の写真がそうです)手前が1ヶ月遅れで発芽した場所です。
写真中央の下部の黄緑色の葉っぱが遅れながらも頑張って成長しているボリジです。
ん??その隣で咲いているのも遅れて発芽したヤツじゃんね。
こうなるともう分かりません。
発芽から2カ月で開花?1ヶ月のも開花!…若葉で成長中のもあるしね
要するに条件なのでしょうな。

開花後…

お花が終わって、再びガクが閉じて蕾と同じ姿になったのをのぞいてみると、実が育っていますよ。
今はまだ緑色で成長中です。徐々に黒くなって、最後は落実します。
それを拾って来年の種まきに備えるのです。
これね…落ちる前に回収できればいいのですが、無理やり採取しても熟成しているかわからないし
やはり、落ちるのを観察していた方がいいと思いますよ。

まとめ

ボリジはとてもたくましいハーブです。一度育て始めれば、こぼれ種でどんどん発芽して毎年楽しませてくれます。
しかも手間いらず!

もともと地中海沿岸の荒地に自生する植物です。栽培する場合は、水はけが良くて栄養分の少ない土地が最適です。
私のハーブガーデンは、砂、砂利、小石をたくさん入れて荒地のようにしてあります。
そしてボリジの育っている区画は、ラベンダーやローズマリーといった、特に荒地を好むハーブを育てるように整備しています。
そこに毎年春に苦土石灰を撒いてアルカリ土壌をキープしているのです。
肥料は……自分たちの枯葉だけですねぇ
これで毎年元気に育っていますよ。

荒地を好むハーブたち。何ともありがたい植物です。
是非、手を掛けすぎず、自由に成長させてあげてくださいね。

おわり

関連記事一覧

営業日カレンダー

WEB情報

このサイトは、
『癒し』をコンセプトに長野県岡谷市にて店舗営業を行っているフェアリーランプのホームページです。

ハーバルセラピー・アロマテラピー・天然石
に関する情報や店舗でのお取り扱い商品などのご案内をしています。

是非、実店舗へもいらしてくださいね!

 

PAGE TOP