~ The Diary of Fairy~

フェンネルを庭で育てる 【寒冷地のハーブ栽培】

フェンネルといえば通常はスイートフェンネル(Foeniculum vulgareのことですが、
この他に、葉っぱの色が違うブロンズフェンネルと、肥大した根元を食用にするフローレンスフェンネルがあります。

私はスイートフェンネルとブロンズフェンネルを育てています。葉っぱをサラダに入れると風味が良くておいしいですよね。あと、デザートの飾りにしてもかわいいし!

一番最初は苗を買ってきて植えましたよ。
地植えするにしても、鉢植えにするにしても、根っこをいじられるのを極端に嫌います。
植えつける時にはポットをハサミで切るなりして、土を崩さないように慎重に作業しましょうね。
それから、根っこを真っすぐ下に伸ばすので、鉢植えの場合は縦長の鉢がいいですよ。

フェンネルは日の良く当たる弱アルカリ土壌を好みます。
うちのハーブガーデンは基本的に弱アルカリになるよう管理しているのでそこは問題ありません。
日当たりの問題ですが、フェンネルの植えてある地面は西日しかあたりません。
ですが、成長してくると葉っぱはお昼前から日向に出ています。
そんな状況で、毎年大きく育っています。

育て方といってもこれといって特別なことをする必要はなく、
自分でどんどん成長してくれる、とっても楽ちんな植物です。
しいていえば、花期から種を膨らませる時期が丁度台風の時期なので、
支柱を立てて縛っておかないと倒れちゃうってことくらいかしら。

それから、フェンネルは多年草ですが、3年以上育てて株が大きくなると冬に枯れてしまうことがあります。
というか、私の育てたフェンネルは、背丈が2m位の立派な姿になってお花もいっぱい咲くようになった株は、
次の年も同じように育つのですが、その次の春には枯れています。
今まで…そうだなぁ、10株くらいかな?確率100%です。
大人になって2年で枯れる植物なのか?と調べてみたけれど、どこにもそんなこと書いてないし、
理由は未だに分からないのですが、寒さなのかなぁ‥?
園芸書には耐寒性ありとか半耐寒性とか書いてあるので、寒冷地では枯れることがあるかもですわ。

枯れてしまうと、次の苗が必要になりますよね。
ところがその心配は無用


これ写真上で目に見えるだけでも8株?全部こぼれ種で発芽したものです。
緑色のスイートフェンネルも少し褐色がかったブロンズフェンネルもありますね。

春先には本当に無数の芽が出ています。それをそのままにしておくと、次の年にはいくつかが耐えて生き残り…と、
数を減らしながらも何本かが育ち続けます。邪魔にならなければ、そんな形で育てられますよ。

去年のこぼれ種から今年発芽したブロンズフェンネルです。
一昨年のこぼれ種から去年発芽したスイートフェンネルです。
3年前のこぼれ種から2年前に発芽したスイートフェンネルです。この位になると夏には2m近い背丈になりますよ。
これは、去年立派にお花を咲かせていたブロンズフェンネル…だった枯れた株です

こうやって自由な場所で発芽して育ったフェンネルへと代替わりしていくので、
ハーブガーデンの中での配置も少しずつ変わるのですわ。
それもまた趣が変わっていいですよ。うちの場合はその年によって大きくなるのがスイートフェンネルなのか?ブロンズフェンネルなのか?という楽しみもあります。

とまぁ、そんなわけで、フェンネルは自由発芽→成長を放置して喜んでいられる私のようなタイプには
とっても楽ちんで楽しめるハーブですよ。

苗から育てれば、今年の花を楽しめるでしょう。
種から育てると、お花は来年のお楽しみかな‥

どちらにしても、大きくなるハーブなので周囲の植物とも相談して
ケンカにならないように育てましょうね。

おわり

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