ハーブガーデンのコモンセージ(Salvia officinalis)が咲きましたよ。
訳あって、枝1本だけの開花です。
訳ってほどの事でもないのですが、剪定した枝と剪定していない枝の成長比較をしてみようと1本残してみたのよ。
それが咲いたのです。
コモンセージは草ではなく木に分類されています。常緑小低木ですね。
なので、放置しているとどんどん大きくなっていきます。
広~いお庭の場合は見事な樹形ですてきになるのでしょうが、うちの限りなく狭いガーデンでは無理があります。
そして、困ったことに‥といっても植物のあたりまえの習性なのですが、
自由に成長できる広い方へと枝を伸ばしていくのです。その結果…
こうなります。
花壇ではなく、ウッドデッキの方へ出てくるので、通路は通せんぼされちゃいます。
しかも長く伸びた枝は、根元からどんどん木化して、先っぽだけに葉っぱとお花という姿になります。
この写真は、他の枝を剪定してあるので根元が茂っているように見えてるけどね
私がコモンセージを剪定する理由はウッドデッキが歩けなくなるという物理的な問題と、
木化した枝ばかりがどんどん伸びる外観が好きではないという好みの問題ですね。
コモンセージのためにやってあげなければならない作業ということではないのです
私は、毎年3月下旬~4月上旬に根元近くから新しい芽が出始めた頃に、強剪定をしています。
今年はちょっと遅くなりましたが、4月15日にバッサリと切りましたよ。
ここには2株あります。
左の株は本当にバッサリと10~15cmくらいに短くしました。右の株は20~50cm位になっています。
植えてある場所や枝の向きの関係でこうなりました。
やはり、剪定せずに残した枝の開花が一番早かったですね。そりゃあたりまえか
でも、剪定した枝のお花も咲きそうになっているし、蕾もいっぱい出ています。
ということで、
春先に剪定すると、成長が遅れるような気がしていたけれど、大した差はなかったです。
ちなみに、お花を楽しみたい場合は春先ではなく、花期後に強剪定をします。
葉っぱの収穫が目的の場合は、早春に強剪定をして、その後定期的に収穫します。
これがコモンセージの一般的な剪定時期ですね。
ところで、コモンセージは常緑小低木と書きましたが、寒冷地では常緑とは言い難い姿になりますよ。
この真ん中の枝は春になって出てきた葉っぱがついていますが、その周りの枝が冬の間に見せている姿です。
どう見ても緑の葉っぱというより、枯れる寸前の弱った姿です。
春になるまでこの姿を見続けることになります。
そして、冬季を何とか乗り越えた葉っぱは、再び青々と元気になるわけではなく、別の葉っぱが出て来るのです。
秋に剪定しておくという選択もありますが、『春に芽が出てこなかったらどうしよう💦』なんて心配もありますよね。
結局は、目的と好みと場所の関係で、それぞれに合った剪定をするってことかな(‘ω’)ノ
私はやっぱり春に剪定することにしますわ
何とも締まりのないお話でした……
おわり