精油を選ぶ
今回作るのは虫が寄ってくるのを防ぐジェルです。
- 昆虫忌避効果の高い精油を選ぶ。
- 蚊、ブユ、ダニ、蜂、アブに効果のある精油を選ぶ。
これらを頭に置きながら選んでいきます。
精油の種類によって、得手、不得手がありますので、数種類を混合して使うのがおすすめです。
私はユーカリレモン、ペパーミント、ローズマリーカンファーの3つを選びました。
それぞれの精油の特徴と選んだ理由をご紹介しますね。
[ユーカリレモン] ←← クリックすると詳しいプロフィールがご覧いただけます
シトラス系のさわやかな香りが特徴の精油です。
シトロネラールの含有率が高く(71%)、蚊、ブユ、ダニに対する効果が期待できます。
シトロネラールは虫よけを作る際に真っ先に取り入れたい成分です。各分野でその昆虫忌避効果が実証されている成分のひとつですね。
蜂が好むシトロネロール(5%)を含有しているので、他の精油を加えて蜂対策をする必要があります。
今回この精油を選んだ理由は以下の通りです。
★シトロネラールが主成分で、蚊、ブユ、ダニに対する効果が期待できる。
★イソプレゴールも多いので、蚊、ダニの忌避効果のパワーアップが期待できる。
[ペパーミント] ←← クリックすると詳しいプロフィールがご覧いただけます
ミント系のすっきりとした香りが特徴の精油です。
メントールの含有率が高く(52%)、蚊、ブユ、蜂の忌避に効果が期待できます。
今回この精油を選んだ理由は以下の通りです。
★他の精油ではカバーが難しい、蜂に対する効果が期待できる。
★蚊、ブユに対する忌避効果のパワーアップが期待できる。
★ユーカリレモンの蜂誘引の可能性を低める。
[ローズマリーカンファー] ←← クリックすると詳しいプロフィールがご覧いただけます
鼻が通るようなスッとした香りが特徴の精油です。
カンファーの含有率が高く(18%)、アブ、ブユの忌避に効果が期待できます。
今回この精油を選んだ理由は以下の通りです。
★他の精油ではカバーが難しい、アブに対する効果が期待できる。
★ブユに対する忌避効果のパワーアップが期待できる。
それでは、早速作ってみましょう!
用意するもの
○ジェル基材 95cc
○グリセリン 5cc
○精油 ユーカリレモン 12滴
○精油 ペパーミント 4滴
○精油 ローズマリーカンファー 4摘
○計量カップまたはスポイト(5ccが計量できるもの)
○ジェル混合用容器
○ポンプ容器(100ccが入るもの)
○拡販用のスプーンなど
ジェル基材の作り方を知りたい方は下記の記事をご覧くださいね
《関連記事》 キサンタンガムを使ったジェルの作り方 【精油の使い方】
作り方
グリセリンを計量して、そこに精油を入てよく混ぜます。
精油は油脂成分です。これを水成分であるジェル基材に直接入れても混ざりませんよ。
グリセリンはアルコールの一種なので、油脂成分とはよく混ざります。
この段階ではよく混ざらないかもしれません。後程ポンプ容器に入れた後で振り混ぜますので、ある程度で大丈夫です。
油はアルコールに溶け込みます。アルコールは水に溶け込みます。結果、ジェルと精油はよく混ざって精油入りジェルができるのですね。
ロートなどを使って入れましょう。私は写真のように、グリセリンの計量と精油の混合に使った20ccの計量カップを使っています。
○ジェルの名前(使用目的)
○使用精油と分量
○作成日時
を記入したラベルを貼りましょうね。
ジェルを作った時に、少しダマが残った状態の場合は1晩そのまま置いて、次の朝にしっかりと振り混ぜてください。
夜のうちに、残ったダマが水分を吸収して柔らかくなっています。これを振り混ぜることで、均一なジェルが出来上がります。
抗菌作用の強い精油を使っていますので、簡単に腐ったりはしませんが1ヶ月位で使い切るように心がけましょう!
まとめ
今回は効果を重視して精油を選んで作りました。
精油濃度1%というのは、健康な大人が使用したときにトラブルが起こりにくい濃度であろうという数値です。
お肌の弱い方や幼児が使用する場合は、濃度を下げたり、パッチテストを行うなどして、トラブルがおこらないようにすることが大切です。
ユーカリレモン、ペパーミント、ローズマリーカンファーは皮膚刺激に注意が必要な精油です。十分希釈して使用しましょうね。
蚊やブユなど、刺されたくない虫に対して効果のある精油はまだまだあります。
ご自分に合った精油を選んで、安全に使用してくださいね。
おわり
虫よけに効果がある成分について詳しく知りたい方は下記記事もどうぞ
《関連記事》 アロマで虫よけ!精油の選び方を間違えると蜂やダニがやってくる 【精油の使い方】