ホワイトセージは寒さに弱いため、霜が降りるような地域では冬の間は室内で過ごします。
ジメジメを嫌うので水のあげすぎには注意しなければなりませんが、日当たりの良い窓辺などに置いてあると、小さな鉢は3日位で乾いてきます。毎日様子を見ながら管理することになりますよね。
3月も下旬になり、ようやく危険な厳冬期を乗り切ったので一安心です。
それでも毎日丁寧にお手入れしていま……あっ?何だこれ!!
枯れているーー! いや枯れてはいないが瀕死じゃ~~
…という事件が起こりました
これは、挿し木をして育てている鉢のひとつですが、兄弟の中でも一際立派に育っていたので、皆とは離れてお店の飾りになっていました。
それで‥見回り管理から抜け落ちてしまったのだわ
これの原因ですが、明らかに水切れです。土がカラッカラに乾いていたからね。
さぁ、ここからどうする?というのが今日のお話しです。
発見したときにするべきこと
まずは、木全体を良く観察しましょう。
今回は、枝先の葉っぱが生きている場所がいくつかありました。
先っぽが生きているということは、その枝が助かっている証拠なので少し安心です。
うーーん!見るからにヤバいです。木のてっぺんですよ。
先っぽが萎れて垂れ下がっているし茎が萎れているような…
状態を確認したらお手入れを始めますよ。
最初にたっぷりのお水をあげます。
次に日当たりの良い暖かい場所に置きます。
以上!
本当にそれだけです。あっ!枯れた葉っぱをむしったり、触ったりしてはいけませんよ!
その葉っぱ自体はいずれ片づけるのですが、その葉っぱの付いている節から新しい芽が出始めているかもしれません。
むやみに触るとその新しい芽まで傷めてしまうので、今日の所は我慢しましょう。
それから、今回は3月~4月だったので日当たりの良い窓辺に置きましたが、
暑い季節の場合には半日陰を選んでくださいね。
復活状況を観察する
ここから少し難しいのが水の管理です。
葉っぱの数が極端に減ってしまっているので、必要なお水は少しということになります。
今までのようにたっぷり与え続けると、今度は根腐れってなことになってしまいます。
土の中に指を突っ込んで調べるくらい慎重に確認して、乾いていたら与えるようにします。
水切れが発覚してから10日後の様子です。
生き残った葉っぱが少しずつ成長しています。そして、新しい芽も出始めてきましたね。
水切れから25日後の様子です。
生き残った葉っぱがしっかりとしてきました。新しく出て来た芽も成長し始めましたね。
一方、どうやらダメになったであろう枝先は萎れて細くなってきました。
そろそろ生きている部分とそうでない部分の見分けがつきそうですので、お手入れをすることにしましょう。
枯葉と枯れ枝の除去
それぞれの枝を残すのか?除去するのか?を判断しながら整えていきますよ。
この枝は先端が枯れてしまったので、生きている葉っぱの少し上でカットします。
先端の葉っぱが生き残っているので、この枝は残します。
周囲の枯れた葉っぱは、手でそっとつまみながら除去しましょう。
全体のお手入れが済んだら終了です。
間延びした枝の先っぽだけに葉っぱ!とか樹形はヘンテコですが、今回は生きている枝を最大限に残すという形を採ったので仕方ないですね。
今後の成長を見ながら少しずつ整えていくことにします。
まとめ
何はともあれ、さよならせずに済んでよかったです。
ホワイトセージが枯れる原因はさまざまですが、多くの原因は寒さ、または水管理にあるでしょう。
その水管理も、水不足と水過多の両方がありますね。
これを見極めないと適切な対処ができないというのが難しい所です。
とても初歩的なことですが、まずは異変を見つけたときに土が濡れているか?乾いているか?を見ましょう。
濡れている場合は窓越しの日光に当てるなどして水分量を減らすようにしてみてください。
逆に乾いていたら、お水をたっぷりあげましょう。
そして、もう一つ参考になる変化の違いがあります。
水切れの場合、木上部から萎れだして徐々に全体が萎れます。
鉢の中のお水が不足しているので根っこから遠い部分が真っ先に水不足になってしまうからですね。
水過多で根腐れが始まっている場合は、枝ごとに枯れ始めます。
根っこが腐るということは、栄養や水を吸い上げる能力が下がるということです。今現在の根っこの能力で補えない分を枝ごとに切り捨てていくって感じですね。
いずれにしても早期発見が第一です!…いや事件を起こさないことが第一ですわ
気を付けます(._.)はい……
おわり
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